ASTC組織設立と経緯

http://www.asiatriathlon.org/

 1991年6月30日、中国の北京で北京国際トライアスロン大会(中国トライアスロン協会他主催)が開催された。 大会にあわせて開催されたアジア諸国トライアスロン会議において「アジア・トライアスロン同盟 (Asian Triathlon Confeder-ation=ASTC)」が設立された。
 この組織は、アジア43の国と地域でのトライアスロンの普及そして世界7大地区別の統括組織設立の目的による。
 設立総会には、国際トライアスロン連合(ITU)のレス・マクドナルド会長が出席。アジア・トライアスロン同盟 はITUのアジア地区統括団体として承認された。会長には、中国トライアスロン協会そして中国体育運動委員会の推薦 により、国際陸上競技連盟の理事でもある楼大鵬が承認された。副会長には韓国トライアスロン連盟の洪錫橋会長と 日本トライアスロン協会の清水仲治会長(前日本トライアスロン連合名誉会長・故人)の2名が就任。会計役員には、 インドトライアスロン連盟会長、事務局長には日本トライアスロン連盟から1名が選出された。
 第1回発足会議への参加国は、中国、日本、韓国、インド、シンガポール、香港の6カ国であった。主要決議事項には、 1992年度の第1回アジア・トライアスロン選手権の開催があり、次回の会議で日本がその開催場所に認定された。
 なお、1994年7月、韓国済州島の総会で楼会長が再選され、日本トライアスロン連合の猪谷千春会長、そしてインド・ トライアスロン連盟のラマチャンドラ会長がそれぞれ副会長に就任した。
 97年4月現在の加盟国は、中国、日本、韓国、インド、シンガポール、マレーシア、フィリピン、香港、マカオ、 カザフスタン、台湾、ネパール、ウズベキスタン。