アイアンマンジャパン五島長崎大会開催決定   030506
          アイアンマンジャパン五島長崎大会参加選手各位 

               「 開 催 決 定!」

 来る5月18日に開催が予定されているアイアンマンジャパン五島長崎大会は、選手の皆様の
 受け入れも万全に整ってきたところです。しかしながら、新型肺炎(SARS)の拡大に伴い、参
 加選手の皆様の格別なご理解をお願いせざるを得ない状況となってまいりました。
 この未知なる病気の治療方法が見出されていないことにより、開催地の福江島の地域住民そし
 て関係各位の不安は日に日に高まっております。このため、地元実行委員会には、海外各地か
 ら来島する選手によって、SARSの影響が少しでも生じるようであれば、開催を中止せざるを得
 ないとの懸念が広がっております。
 この病気の特殊性から、地元医師会では対応が極めて難しいことを表明する一方、宿泊施設関
 係者からも海外からの選手について少なからぬ不安を示している状況です。さらには、高校生
 を中心とするボランティアを指導する教職関係者の不安も治まる気配がありません。
 これらのことは、SARSの影響の可能性が完全に解消されなければ、開催を延期又は中止せざる
 を得ない事態と判断されるものです。このような不安のなかで、地元実行委員会では、大会中
 止を含め、大会の実施内容においても大幅な検討を余儀なくされています。
 主催者と致しましては、本日、感染の可能性がまったくない状況とすることを前提に何とか5
 月18日に大会を実施できるよう、以下の条件を設けるに至りましたので、選手の皆様のご理
 解をお願いする次第です。

  1、在外選手・スタッフ全員に参加辞退が必要なことの理解を願う。 
  2、カーボパーティ、表彰パーティを取り止める。競技説明会は、競技相談コーナーにより
    対応することの検討。 
  3、エードステーションを手渡しから据え置きスタイルへの変更の検討。フィニッシュ後の
    マッサージを取り止める。 
  4、メディカルチェック体制を整える。 
  5、正確な情報と予防の案内。 
  6、その他(各種対策) 

 以上のように、海外からの選手の参加辞退を願うことは、本大会の国際交流の趣旨からも極め
 て厳しい判断ですが、治療方法が確立されていない病気への避けがたい対応であります。
 以上、本大会を存続させるために、選手の皆様には、これらの状況をご容認いただけるように
 願い申し上げる次第です。 
 
 平成15年5月6日

 アイアンマンジャパン五島長崎大会組織委員会 会長(福江市長) 木場彌一郎