選手派遣と大会開催における新型肺炎(SARS)への対応方針について   030507

JTU発第03034号
2003年 (平成15年) 5月6日 加盟団体・理事・関係 各位
(社)日本トライアスロン連合  理 事 長  荒 井 憲 二


選手派遣と大会開催における新型肺炎(SARS)への対応方針について(案内)

 日頃より、本会の諸事業に御理解と御協力を賜り、心から感謝申し上げます。
さて、世界各地を震撼させています新型肺炎(SARS)について、国内外のスポーツ界にとっても
具体的な対応策を講じなければならない段階となってまいりました。
きましては、海外大会へ参加する日本選手の渡航および国内で開催される国際大会での留意事項について、
次のようにご案内申し上げます。

記

一、 海外大会参加日本人選手・役員について
@ 渡航先情報に十分に留意し、日本国(外務省他)および世界保健機構(WHO)などの発表する危険地域への渡航を見合わせる事を強く推奨します。
A 危険地域外への渡航においても、危険地域を避けられる渡航経路を選択し、十分な予防と注意により、渡航中・帰国後も健康状態に留意すること。
   また、少しでも異状を感じた場合は、速やかに保健所か指定の病院に連絡し指示を受けること。
B 団体派遣(日本代表等)に関しては、前述の@とAを考慮しながら、健康診断などにより健康を確認し、
   さらに保護者・親族の了解を得て派遣する。

ニ、 国内開催の国際大会について
@ 現状においては、国内で開催予定の国際大会の自主的な中止・延期は行わない。 ただし、日本国(外務省等)による、
   特定の国や地域からの国内受け入れを自粛するよう指示があった場合は、個々に対応する。
A 危険地域とされる国の選手および危険地域を通過した選手に関しては、国内入国時
   (自国出国前、もしくは、開催地入りの段階で)のメディカルチェックを要請する。
B 大会運営にあたっては、万が一の感染経路となるような状況を極力減らすものとする。
   そのため、会議・パーティの自粛あるいは別途方法による実施などを個々に検討する。
C 海外の関係競技団体には、上記についての全面的な協力を要請する。また、今後の国内外の状況を見ながら、即応するものとする。

=以上=