[ワールドカップハンガリー大会レポート!」   030805

 街中から約10Kはなれたティサ川で泳ぎ、Bikeで街中を6周回、Runは同じく街中を4周回するコースで行なわれました。女子はジャミニャーニ選手を先頭に忽那選手を含む6人が第1集団に入り、第2集団(10名くらい)に15秒差をつけてBikeへ、先頭から約1分後にほとんどの選手がBikeに移った。その中に井上選手も入っている。
Bikeは25K地点でほぼ全員が集団となりRunへ、キャロルモンゴメリー選手のパターンと思いきやドイツのアニヤディトマー選手が最後振り切って優勝。ラルフコーチは南アフリカから3キロウエートを落としてきたと言っていたが、たしかにかなりスリムになっていた。また、平野選手同様に小さい頃からトライアスロンをしてきた選手と言っていた。(13歳から始めたそうです)井上選手が26位、忽那選手はランで潰れ36位くらいであった。

 男子は平野選手が、フランス勢を抑えトップでSwimフィニッシュその後、5人逃げをし、後続に1分30秒(西内選手はこの集団)つけてRunに移った。平野選手のBikeの集団は尋常でないスピードであったせいか、平野選手は追い込みすぎで腹痛の見舞われ、大幅にペースダウン。西内選手28位、平野選手54位であった。優勝はウラジミールポリカペンコ選手。第1集団のアドバンテージを生かし、30分40秒で走った、第2集団のガーグ選手から逃げ切った。

 まず女子は、SWIM4強(ハロップ・ハケット・タオミナ・バーブ選手)が出ないと大集団になる確率が大きくなってきた。対して男子は、平野選手が先行逃げ切りの集団をつくるキーになっている。他の国のコーチも大分マークしてきたとの印象を受けた。 改めて欧州の選手の層の厚さとパワー・スピードを感じたレースでした。(飯島JOC専任コーチレポート)

ハンガリー大会速報