「アテネ情報5」 030916 |
アテネ情報 5 (時差調整:ノルディツク複合、スピードスケート) 現地到着後、5日間は昼寝をしない(ホルモンのバランス調整等のため)。 そのために選手に対しては昼間の散歩、街でのショッピングを半強制的に実施している(スケート・結城)。 大会のための遠征は、約10日前に開催地近郊に入り時差調整等を行う。実際に開催地入りするのは、公式練習ができる3日前である(ノルディック複合)。 日本から東(アメリカ)へ移動する時と、西(ヨーロッパ)へ移動する時では時差ボケの対処方法が違う(ヨーロッパから日本へ帰国する時は、東へ移動することになる)。 東へ移動する時が時差ボケに成りやすいので、夜早く寝て、朝はゆっくり起きると良い(ノルディック複合)。 寝ている間にトイレ(小)に行かなくなったら時差ボケが解消しつつある(スケート)。 選手の便通状態を参考にして時差ボケが解消されているかを確認する(スケート)。 冬季種目では当り前になっていることが、夏季種目ではあまり行われていないのかもしれません。もちろん、夏季種目においても時差調整を慎重に行っている種目もあるかもしれません。ただ、冬季種目は海外遠征が長期間に渡るため慣れていることと、選手を経験し常に問題意識を持っているこそ、暗黙知(人間ひとりひとりの体験に基づく個人的な知識)の蓄積がしっかりしているのではないかと感じました。 |