ITU International Triathlon Event Wakayama Topic
(ITUワールドポイント対象大会)
050622
2005 ITU International Triathlon Event Wakayama
2005 ITU インターナショナルイベント和歌山大会
2005 NTT Triathlon Japan Cup, 3rd Stage
NTTトライアスロンジャパンカップ第3戦
19 June 2005

                                             
<レーストピックス>

  
ポルトガルチームの遠征は成功だったか!?


 6月12日(日)の2005NTTトライアスロンジャパンカップ第2戦幕張大会と第3戦和歌山大会には、ポルトガルから1名の女子選手と3名の男子選手に1名のコーチが参加した。
 メンバーは、女子選手のサラ・モニッシュと男子選手のブルノ・パイス、デュアルト・マルケシュ、ジョー・カバレイロにコーチのセルジオ・サントス。ポルトガルチームは、ITUワールドカップマドリード大会のあとにロシアとスペインで予定されていた二つのレースに出るために練習を積んできたのだが、都合によりこれらのレースがなくなってしまい、急遽、2週連続してレースがある日本にやってきたのだった。
 そこで、和歌山大会があった6月19日のレース後、サントスコーチにインタビューした。
 「すばらしい遠征になった。なによりすべての選手がITUポイントを取れたからね」とまず口を開いたが、幕張ではモニシュが4位、パイスが2位、マルケシュが4位、カバレイロが6位、和歌山でもモニシュが14位、パイスが4位、マルケシュが7位、カバレイロが16位と、全員がポイントを取っている。それだけでも、効率のいい遠征だったといえる。
 また、「ポルトガルからは遠かったが、千葉から和歌山は遠くないし、経済的にも助かった」と、ヨーロッパを西から東に移動することを考えたら大差ないことを説明した。そして、稲毛トライアスロンクラブのコーチでもあり幕張ではレースディレクターも務めた山根英紀JTU強化副委員長から全面的なサポートを受けたと感謝の気持ちを表した。「毎日プールで泳げるし、細田雄一選手の部屋にホームステイさせてもらえた」と手放しの喜びよう。細田選手の部屋はそんなに広かったのかな。
 サントスコーチはこれまで、「2回、石垣島のITUワールドカップに来たことがある。日本に来る前は、言語のバリアがあると思っていたけれどそんなことはない。みんな親切だし、食べ物も、米もあるしヌードルもよかった。スモールレストランは安くいいね」と言う。ヌードルとはラーメンのことか、またスモールレストランは牛丼か、これは聞き逃した。「すしもさしみ気に入っっていて、ポルトガルでも、家族で日本食レストランに行くんだ」とも語った。
 そして、「9月のITU世界選手権蒲郡大会で日本に戻ってくる。昨年のマデイラでの世界選手権で5位になったヴァネッサ・フェルナンデスを連れてね」と、蒲郡での戦いに自信をもっているようだった。
 つかの間の草の根交流であったが、日本選手も、このような形で海外でレースの経験を積むことはこれから重要になってくるだろう。それが、メダルへ一歩近づくことにもなるのではないか。


左から、カバレイロ、マルケシュ、モニシュ


9月に来るというサントスコーチ




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