森　正、傷だらけの勝利！

＜カーフマンジャパン・シーズン５、近畿ステージ＞

カーフマンジャパン・シーズン５（2007-08）の開幕戦である近畿ステージが１１月
１１日、兵庫県グリーンピア三木で開催された。

過去最高の１８７名を集めた開幕戦、昨年の世界戦代表、森、高橋、中田の３人が
参戦した注目のエリートクラスには全国から３５名の精鋭が終結、熱い戦いが
繰り広げられた。レースは予想通り、３人が第１ランから抜け出したが、中田が
２周目で落車によりリタイア、森、高橋の一騎打ちの様相を呈した。ところが、
バイクの最終ラップで森が落者。高橋が５０秒のアドバンテージで第２ランへ移る。

落者により精神的なダメージと負った森であったが、昨年の覇者の誇りを胸に驚異の
精神力でレースに復帰、なんと最大斜度１０％の勾配を含む第２ラン（５ｋｍ）で驚異の
１６分２８秒のラップタイムで大逆転、開幕戦を制すると共に近畿ステージ２連覇を
果たした。

なお、森はフィニッシュ後メディカルテントに直行、あまりに激しい全身への擦過傷の
ため病院に搬送された。

＜エリート男子上位の結果＞
　　
1位　　　森 正（宮川医療少年院デュアスロンクラブ） 1:20:21
2位　　　高橋 泰夫（TeamCW-Xタカイワ染工・アミーゴ） 1:20:46
3位　　　田中 潤（teamJFK/立命館大学） 1:22:47
4位　　　岡 公記（関西大学） 1:23:06
5位　　　三木 琢矢（AINA・AC） 1:23:26
6位　　　原 知継（東京ヴェルディ） 1:23:36