6月7日（日）、横浜市民ふれあいの里／上郷・森の家森のホールで、2009ITUトライアスロン選手権シリーズ横浜大会事業・世界こどもスポーツサミットin横浜「日本代表キャプテン結団式」が開催された。

　日本代表キャプテンとは、8月21日（金）に行われる世界こどもスポーツサミットin横浜で、海外代表キャプテンと意見交換を行い、世界こどもスポーツ横浜宣言案をまとめるなど、スポーツサミットの中心的な活動を行う小・中学生のこと。

　午前11時から開始した結団式では、大塚眞一郎大会実行委員長より挨拶があった。次に本サミットのホストシティーである横浜市を代表し、西山雄二横浜市市民活力推進局スポーツ振興部部長より、「開港150周年の横浜は、次の200年に向けたスタートだと思っている。このサミットでは、外国から来る方たちを温かく迎え、横浜を自慢できる町にしてほしい」との話があった。

　続いて、日本代表キャプテン任命証授与式が行われた。全国から選ばれた30名の日本代表キャプテンが一人ずつ登壇。大塚実行委員長より任命証と記念品のキャップが授与され、それぞれが短い言葉で決意を語った。

　キャプテン代表の宣誓では、横浜市立末吉中学校3年の浅海健太さん、横浜市立小田小学校6年の神田郁花さんが、任務をまっとうする旨の宣言を行った。

　集合写真撮影の後、サポートにあたる学生コーディネーターの紹介が行われた。さらに、総合コーディネーターであり日本代表キャプテン選考委員会委員長でもある、間野義之早稲田大学スポーツ科学学術院教授より、「一人ひとりが考えたことを世界のこどもたちと意見交換し、良い意見をつくりあげていこう」との挨拶があった。

　午前11時50分より、日本代表キャプテンの授業1時間目が開始。特別授業の講師として、オリンピック2大会（アテネ、北京）の背泳ぎ200メートルで銅メダルを獲得した中村礼子さんが登場。「努力・挑戦」と題し、自らの経験を踏まえた講演が行われた。中村さんは「『頑張ることは、ダメだと思ったときにはじまる』という言葉が大切。諦めそうになったときは、この言葉を思い出してほしい。頑張れば自信がついて、目標に近付くこともできる」と話した。

　午後1時30分からは2時間目「健康」の授業が行われ、日本代表キャプテンたちが学生コーディネーターと一緒に、アイスブレークゲームに挑戦した。
続いて3時間目「環境」の授業では、「市民と育む『きれいな海づくり』」をテーマの講演があった。4時間目「友情・平和」の授業では、映画「タイタンズを忘れない」からスポーツと友情の結びつきを学んだ。5時間目は、サッカーを通じてフェアプレーについて考える授業を行われた。
　その後、グループ別に分かれて、授業で習ったことへの考え方や、今後の活動について話し合い、最後に全体会議を行って、午後4時35分にサミットは終了した。

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