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公益社団法人日本トライアスロン連合 JTU 2014JTUニュースリリース 発行元:公益社団法人日本トライアスロン連合 JTU
配信日:2014年3月6日(木)
   

第1種審判員資格(新規・作文申請)

第1種審判資格の作文での申請があり、審判委員会の推薦を受け公示します。理事会(2014年3月22日)で審議するものですが、ご意見などあればお寄せください。

 

第1種公認審判員資格新規申請作文「大会運営面・技術面への提案」

荒木 茂(第2種審判員)山形県トライアスロン協会

1 はじめに
中学時代より駅伝競走に参加するようになった私は、ランナーズ誌を購読しながら「トライアスロン」というスポーツに興味をもった。高校時代の1987年、地元山形県酒田市でもトライアスロンが開催されるのを知り、大会ポスターが貼られてあったスポーツ店にボランティアを申し込み、はじめて「日本海トライアスロンおしんレース」(現在は「みなと酒田トライアスロンおしんレース」、以下「おしんレース」)にスタッフとして参加した。その時はバイクとランの給水を担当したのだが、当時はエイドステーションを通過するバイクの選手に、走って選手と並走するようにして給水を渡すのが、バイクの給水スタイルと教えられた。陸上競技の選手であった私は、そのスピードと脚力を生かし、さながら自分もインターバルトレーニングを行うように、エイドステーションに戻ってはまたダッシュしてバイクの選手と並走し、息を切らしながら給水を渡した。走り去る選手から時折「サンキュー」「ありがとう!」等の声をかけられ、程よい運動をした充実感もあり、大変楽しい体験だったと記憶している。
またその際、落車の影響か肩から血を流しながら走っている選手を見て、NHKのツール・ド・フランスの映像で見たベルナール・イノー(1985ツール・ド・フランスで、ゴール前の集団落車で顔面血まみれになりながらフィニッシュ)の姿とも重なり、「凄い」という印象と、ランニング単体と比べ、「危険性のあるスポーツ」であるという認識も持った。
また一方、ランのエイドステーションでは完走目的で楽しく走っている多様な年代の選手と触れ合うことができ、このスポーツの懐の深さも感じていた。
その後大学に進学してからトライアスロン競技を始め、以後20年以上にわたりこの競技に関わることになる。トライアスロンも競技として洗練され、また規則やマナー・競技スタイルも変わってきた。今ではバイクで疾走する選手に走って給水を渡すこともないが、安全・公正に競技に行うために進化してきた証であろう。しかし選手が自己に打ち克ち、フィニッシュを迎える喜びは今も昔も変わらない。完走した選手すべてを勝利者としてたたえ、大会のボランティアやスタッフも選手と一緒に感動を分かち合う。大会参加や大会運営をとおして人の輪が形成され、コミュニティの形成や交流の拡大が図られているのはトライアスロンの大きな魅力であろう。

 

2 みなと酒田トライアスロンおしんレースについて
大学時代にトライアスロンデビューした私は、在学中にもおしんレースに出場。大学を卒業し地元にUターン就職してからは、選手として出場する傍ら、スタッフ・審判として、ずっとこの大会に関わり続けている。
酒田市はNHK連続テレビ小説「おしん」の舞台であり、数々の苦難に耐え忍び成長していく「おしん」の姿を、トライアスロンという過酷なレースに挑み、苦しみに耐えるアスリートの姿に重ね合わせたのはユニークである。ちなみに、ハワイで行われるフルタイプのトライアスロンのフィニッシャーには「アイアンマン(鉄人)」の称号が与えられるように、宮古島大会では「ストロングマン」の称号を用いているが、当時おしんレースでは「OSHINMAN」を用いていたようである。
東北地方では老舗の大会として、東北選手権を併催するとともに、2005年からはドラフティングフリーのエリートレースを併催。その後JTUスーパースプリントシリーズの開催や51.5qのジャパンカップを併催するなどし、2011年からはU23日本選手権を併催している。また、エイジランキングの対象大会にもなっており、ちびっこ・ジュニア対象のアクアスロン大会も行うなど、幅広い競技層・年代層が楽しめる大会になっている。

 

3.おしんレースにおけるスイムの安全対策
例年、6月第3週の日曜日に開催という、東北では最も早い時期の大会のため、多くの参加者がオープンウオーターの実践練習が少ないまま参加している。またこの時期水温は平均19〜20℃と低く、スイムの安全管理は最重要課題である。よってエイジ・リレー部門はウエットスーツをローカルルールにより着用義務としている。
本大会ではトライアスロンへの導入や競技人口の拡大のためリレー部門も設けており、近年は参加チームも多くなり盛況である。その中でリレーの部に出場するスイム担当の選手がウエットスーツを持ってないため、ラバーの劣化したサイズの合わない借り物のウエットスーツを調達して着用する例が散見されるようになった。スイムを担当するのは比較的水泳の得意な選手である場合も多く、安全確保のためのローカルルールが、かえって安全性を損なう場合もあるとして、実行委員会でウエットスーツ着用義務の撤廃について協議したことがある。
しかしながら、スイム初心者がウエットスーツなしで大会参加することを容認してしまう懸念もあり、水温もこの時期20℃を大幅に超えることは考えられないので、やはり全体的な安全確保のため着用は義務にしようという結論に達して、今日も続いている。
また、他の大会に先がけてスイムのスキップ制度も設けた。リザルトはDNFになるがスイム2周回のところ、無理せず1回で終えても、バイク・ラン競技にも参加できるというもので、今では多くの大会が導入している。
また更に、おしんレースでは、大会に参加申し込みをしたのだが、どうしてもスイムに自信がなく、スイムを回避したい場合は、申告によりスイムそのものを行わないで、バイク・ランのみ実施できるという制度も設けた。大会要項の参加資格の記載には「18歳以上の健康な男女で、完走する自身のある方」といった文言があり、これとは相反してしまうが、エイジのトライアスリートの実情をみれば、仕事との両立の中で、どうしてもスイムの練習が不足してしまい、自信のないまま大会を迎える人は多い。まして大会に参加するにあたり体調が万全でない場合や、天候により海の状況が悪い場合も考えられる。そういった場合、無理に苦手なスイムをさせないで、安全な方法を参加者が選択できるようにしたのである。以来、例年スイム苦手な年輩のトライアスリートなど数人が、この制度を利用するケースがあった。最近ではリレーの部においても、スイムパートを担当するメンバーを確保できないのだが参加したいというチームもあり、スイムなしのバイク+ランでリレーの部に参加するチームが出たり、最初からバイク+ランのみ参加したいというデュアスロン的な申し込みがあったりと、多様な参加体系を認める形にもなっている。
また、スイムでリタイヤのケースをみると、相当の距離を泳いで力尽きてリタイヤという場合より、以外にもスイムスタート直後にリタイヤというケースが多い。スイムスタートのバトルによるゴーグル外れや、水を飲んでしまった場合など、アクシデント的なケース。それにバトルでパニック状態になり、急激な心拍数上昇や過呼吸状態のため、一時的に競技継続が困難になるケースなどである。こういった場合、陸に上がり落ち着くと、体調は何でもなく回復するケースが見られる。予期せずスイムでリタイヤしてしまったが、他の選手がトランジションへ入りバイクを疾走するのを見るにつけ、悔しさと、せっかく大会に来たのだから自分もバイク・ランがしたかったという思いが込み上げるようだ。
このようなケースでは、スイム途中のリタイヤであっても、ドクターの所見により異常がなければ、スキップ同様に、バイク・ランを行うことができるとした。よって無理して競技を継続し、所定の距離を泳ぎきらなくても、危険な時は思い切って早い段階でリタイヤすることにより、安全確保とバイクからの競技参加を可能にしたのである。
大会主催者は選手に無理して競技を続行してもらうより、大事に至る前の勇気あるリタイヤを推奨する立場であり、より選手の安全と選手の意向を汲んだ結果でもあった。

 

4.危機管理体制と中止・変更マニュアル
2011年の東日本大震災以後、地震発生時の競技中止・継続判断が問題になった。また、津波注意報・警報発令時の選手への伝達方法、避難ルートの事前周知や発災時の避難誘導体制なども課題になった。競技中止基準(震度4以上もしくは津波注意報警報が発令された場合)を作成するとともに、選手への事前案内にも大会コースの各地点の避難ルートを示すマップを配布することにした。
また、近年はゲリラ豪雨や竜巻災害に代表される急激な気象状況の変化が、常に起こりうるものとして準備を進めなければならない。
2012年のおしんレースでは、穏やかな天気が、前線の接近でスイムスタート直後に急変し、激しい風雨に見舞われることになった。スイム1週目で比較的穏やかだった海は、2週目には高い波とうねりが発生し選手を苦しめた。そのような中、強い風によりバイクコース上のカラーコーンが飛ばされるなど設営物も飛散し、選手及び大会スタッフの安全を確保することが困難であることから、協議の結果バイクの実施距離を半分の20qに短縮、ランはそのまま10qで行うこととした。レース中の競技変更は初めての体験であったが、各折り返しのスタッフをはじめ、審判員による口頭での伝達や場内放送等で距離変更が選手に伝えられ、なんとか無事競技を成立することができた。
レース後の反省としては、選手の安全面を考えればもっと迅速な競技変更の判断が必要だったいうことが挙げられた。スイムで事故がなかったのは不幸中の幸いではあるが、大荒れになったスイム2週目の波の状況は、選手にとっては危険な状況であった。万が一を考えれば、スイムスタート後、天候の変化を見極め、スイムは1周で打ち切って、2週目を泳がせるべきではなかったというものだ。迅速に実施距離変更の協議・決定を行えれば、1周を終えた段階で全選手スイムを終了させ、バイクに移らせるのが、最も安全な策であったと考えられた。
その中で実行委員会の反省として、しっかりした競技中止・変更マニュアルがなかったことがあげられ、マニュアルを作成することにした。
スイム競技の中止基準としては、現場で風速15m以上を観測した場合や、気象台が警報を発表した場合。また波高1m以上の場合や視界が300〜350m以下の場合などである。またバイク競技の中止基準や、競技短縮の基準も設けるとともに、短縮した場合の競技距離やコース設定などもマニュアル記載事項とした。
更には低気圧の接近や前線の動きなどは、ある程度予想可能なケースも多いので、現在の現場の気象状況だけではなく、山形地方気象台酒田測候所と連絡をとりながら、今後の注意報警報などの情報も可能な限り収集し、迅速に競技の実施・短縮・中止の判断をしていくことの必要性を感じた事案でもあった。

 

5.競技制限時間とDNFの対応について
2013年は東京国体トライアスロン公開競技が三宅島において開催されたが、私は山形県の監督として参加していた。その時に体験したことを少し述べたい。
大会前日の夕方より台風接近の影響で風が強まり、夜になると益々風は強くなった。競技開催を不安視していたが、天気予報によれば強風はおおむね午前中で収まる予報であることから、レースは午後に変更して行われることになり、距離もスプリントディスタンスに変更となった。夜、宿舎に届いたFAXによりタイムスケジュールを確認し、離れた宿舎にいる女子選手と携帯電話・メールで連絡を取り合い、翌日の行動スケジュールについて打ち合わせをした。
そして大会当日、男子のレースが終わり、女子のレースが始まった。スプリントディスタンスであるからスイムは750mであるが、ワールドシリーズのスイム第一パックでフィニッシュする高橋侑子選手(東京)でさえ、13分も要する悪コンディションであった。  
また、続くバイク・ランともに三宅島の地形を生かしたアップダウンに富んだコースであったので、スプリントディスタンスといえど、選手の消耗は激しく、スイム・バイクの苦手な本県選手はトップから大きく遅れ、下位を走っていた。事前の競技説明では周回遅れによるDNFはなく、競技制限時間の告知もなかったので、私たち山形県スタッフはランが得意な彼女の走りを最後まで応援しようと沿道にいた。しかし本県の選手は2周回のラン1周目終了時点で突然DNFを宣告されてしまう。沿道にいた私たちスタッフは、選手が2周回目に来ないので混乱し、何かアクシデントがあったのかとフィニッシュ地点に向かったら、そこにはDNFの理由がわからなく立ちすくむ本県選手や、DNFを宣告され泣き出す他県の選手の姿があった。
通常のトライアスロンレースでは、大会の実施要項に競技の実施距離と制限時間がまず記載されている。今回の東京国体においても当然、実施距離が変更になった時に、制限時間もどうするか検討し、決定事項を選手に知らせるべきであったと考える。しかし、宿舎に送信されてきたFAXには実施距離とタイムスケジュールの変更(午後から男子・女子の順に開催)の記述はあったが、制限時間に関する記載は一切なかった。スタート時間などのタイムスケジュールの一番下に17時〜閉会式の記載があっただけである。
これだけ大幅な競技の変更があったものの、前日のFAXの伝達のみで、大会当日に改めて競技説明会やルールミーティングがなかったのも不備ではなかっただろうか。急な大会内容の変更には、いかに必要事項を伝え、選手の疑問点を解消できるかが鍵になる。
制限時間を事前に選手・関係者に伝えてないにも関わらず、一方的に競技を打ち切られたことに本県関係者は大きな憤りを感じ、レース後に技術代表に抗議を申し入れた。しかし、交通規制時間の17時を経過したため、大会を無事実施・終了するためのやむおえない判断で競技を打ち切ったとのことであり、DNF対象となった県にはご理解いただきたいという説明であった。そして事前に制限時間を選手及び関係者に伝えられなかったことを謝罪された。私たちはそれを受け入れるしかなかった。しかし複数の審判員からも「制限時間なんて聞いていない」「なぜDNFにしたのか?」といった声が出ていた。
悪天候による競技内容の変更で、スタッフの皆さんは大変な苦労を余儀なくされているのは分かるが、この離島三宅島において、あと10分程に迫る最終ランナーのフィニッシュを見届けることができなかったのか疑問に残る。交通規制時間の延長はできなかったとしても、大会スタッフの誘導があれば危険なくレースもできたと考える。特に残り数キロのランであれば、選手は交通規制が解除されたとしても、許されることなら自己の責任で安全に配慮しながらフィニッシュに向かうことを希望するであろう。交通規制がなく、交通ルール順守でラン競技を行う大会もあるのである。
また、国体開催に向けて6年間受け入れ準備を重ねていた人情味あふれる三宅島の村民は、時間通りの規制解除と、最終ランナーのフィニッシュのどちらを選ぶのであろうか。DNFで悲しみにくれる選手・県関係者をよそに、表彰式に臨み入賞者を讃える三宅村長の姿があった。準備してきた6年間の集大成として最終ランナーを迎える三宅村長の姿を見たかったと思うのは私だけであろうか。
しかしながら、今大会に限らず大会を運営する上で、制限時間は必要不可欠なものである。地元にとって半世紀に一度の大事業である国体であれ、いつまでも無制限に公共の場所を占用するわけにはいかない。そのためあらかじめ制限時間を設定し、時間まで完走できない選手にも競技を成立させ、順位を確定する手段が必要になる。なぜなら国体は、タイム以上に47都道府県中の順位を競う場でもあるからだ。その際、周回コースで実施される「○時間耐久レース」などの着順決定方法などは参考になる。例えば17時が交通規制上の制限時間だとすれば、あらかじめ16時45分を経過した場合は次のラン周回に移ることができないと規定し、完走できなかった選手は終了した周回の着順で順位をつける方法である。そして順位をDNFで表記するのではなく、総合記録(タイム)をDNF(未完走)と表記し、順位は前述の方法で付与するといった手法が有効と考える。
今回の国体のように悪天候により競技開始時間が変更になり、更に競技中も悪コンディションである場合は他の大会でも起こり得ることである。場合によっては大量DNFをもたらすこともある。まず制限時間があるのなら事前に選手・関係者に明確に伝える。そして極力順位なしのDNFを出さないような競技成立・順位確定の基準を事前に制定し、必要に応じ適用することも重要ではないだろうか。

 

5.今後のトライアスロンの発展について
リオデジャネイロ五輪ではミックスドリレーの導入も検討されたところであるが、残念ながら実現しなかった。トライアスロンの発展を考えていくと、今後は団体種目の活性化や競技種目の多様化にも力を入れていく必要がある。
トライアスロンはもちろん個人競技であり、自分ひとりの力であらゆる困難を乗り越えていくスポーツであるが、陸上競技における駅伝競走のように団体になれば、仲間と勝利を分かち合える魅力や、自分のみならずチームや仲間のために熱走する姿も加わり、より感動を呼ぶものになるであろう。そういった意味では、トライアスロンのリレー競技が早期にオリンピック種目になることを望みたい。
51.5qのドラフティング許可レースがいわゆる「トライアスロン」であり、競技としてすっかり確立した感がある。集団による躍動感あふれるレースが展開され、一斉スタートのスイムの迫力や、バイクの集団での駆け引きなど魅力は大きい。しかしながら、昨今の他のオリンピック競技をみていると、同じスポーツの中にもルールやフォーマットを変えて様々な種目を設けることにより、その競技が活性化しているように思える。  
例えば水泳競技にはフリーであれば50Mから1500M、オープンウオータースイムまで多彩な距離設定があり、さらに泳法別の競技やメドレー、そしてリレー種目もある。そして短距離が得意な選手や長距離が得意な選手、クロールが苦手でも他の泳法が得意な選手など、それぞれ個性応じた活躍の場がある。また単一種目だけではなく、オールラウンドに優れた選手にはメドレー種目があり、チームや国別対抗の種目にはリレーがある。トライアスロンも、もっと多様な個々の能力を生かせる種目があってよいと考えるし、複数種目のオリンピック種目化を図るべきである。
複数種目と言えば、やはりバイクの単独走が得意な選手の復権の場が欲しい。ドラフティングレースが導入され20年近くになるが、導入当初は51.5qではバイクの力が生かせず、活躍の場を失ってレースを去る者、勝手の違うアイアンマンに主戦場を移す者などがみられた。40qのバイクパートをドラフティングなしで疾走し、本当は誰が強いかみてみたいと思うのは、今も昔も変わらないのではないだろうか。
そこで私が考えるのは、スキーのノルディック複合のように、まず前半にバイク40qの個人タイムトライアル(TT)を行い、そして後半は、バイクTTの一番早かった者から以後タイム差順に、スイム1.5qとラン10qを継続して行うという競技スタイルである。
トライアスロンは「スイム・バイク・ランの3種目を連続して行う競技」という定義とは異なってくるが、バイクTTの能力が成績に確実に反映され、またスイムについても、時差スタートにより人に着いて泳ぐだけではない、より個々の泳力が試されるケースが多くなる。スイムからバイクトランジットまでのミニランもなくなり、より3種目の力が正確に反映されると考える。
バイクの集団走行が得意で、ランに爆発力がある選手は現在の51.5qのトライアスロンで活躍すればよいし、DHポジションでのバイク単独走が得意な選手は、私が提唱する、バイクTT+スイム&ランのタイプの新トライアスロンで思う存分に力を発揮できる。そして両種目で勝てる選手は真のチャンピオンとして、讃えられるであろう。
このような新たなトライアスロンのスタイルが生まれると、それに対応した新たな競技規則も必要になってくる。ルールを模索しながら、ぜひいつかこの新しいトライアスロンを酒田で開催してみたいと思っているし、このスタイルがオリンピック種目のトライアスロンに追加されるのが私の夢である。公認審判員として、そして大会主催者の一員として、今後も研鑽を積みながらトライアスロンの発展に寄与していきたい。(以上)

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