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公益社団法人日本トライアスロン連合 JTU 2018 JTUニュースリリース 発行元:公益社団法人日本トライアスロン連合 JTU

配信日:2018年7月21日(日)

 

夏季の大会開催での暑さ対策(報告とお願い)

 日頃からトライアスロン、パラトライアスロンそして関連マルチスポーツの推進に ご尽力いただきお礼を申し上げます。さて、気象庁や関連省庁等から、夏の暑さ対策に係る諸注意が発表されています。


 全国各地のトライアスロン開催主催者そして選手におかれましては、この競技のだいご味が移り行く自然環境に調和しながらも、選手自身の体調の変化を感じながら競技することを理解されていると思います。


 このような中で、改めて、各予防策及び対応策を参照され、参加選手そしてボランティアら関係者の体調を考え、各種の対策をお願いできればと考えるところです。スイム、バイク、ランで構成させるトライアスロンは夏場のスポーツとして認識され、相反する競技特性を持ち、大会開催地に設置される特設コースはすべて異なるものです。

 

 そのため、世界選手権などのITU大会では、技術代表とメディカル代表が置かれ、ITU
イベント・オーガナイザーズ・マニュアル(EOM)を基準に個々の大会環境に応じた準備を行います。全国各地の大会開催におかれましては、これまでの実績に加え、熱中症対策として、次のことを参照願い、選手はもとよりボランティアそして観客、関係者の安全で快適な競技遂行に努められることをお願い申し上げます。

 

 

【事前予防のためのデータ】
1.「気象条件」

環境省の環境省熱中症予防情報サイト。大会当日の気象条件の事前告知。
これに応じた「救急搬送」の実施確認。搬送依頼数が増加することを予想し、事前に該当病院や所轄署からの協力を綿密に行い、早めの救急搬送を心掛ける。

 

2.「開催条件検討」

ITUのイベントオーガナイザーマニュアル(下記参考1)。気象条件に関する指針。WBGT(暑さ指数)が28℃または気温が35℃以上の気象条件が予想される場合、予想気象条件を明示し参加選手らへの注意を促す。大会主催者(技術代表、医療救護班・メディカル代表、大会事務局等)が関係団体などの意見を交え協議し、競技距離の短縮や一部種目の中止を検討する。
・事例1)外気温、水温ともに30度を超えたのでスイム距離を短縮した。ラン競技の短縮も有効。
・事例2)ウェットスーツは安全管理面から着用義務とすることが多い。しかし、水面の安定度が高く前述のような高温であったため、「着用推奨」とした。

 

3.選手への配慮例

給水所提供内容」給水所を分散し、飲水の他に身体冷却用の水や氷を多めに準備。
・事例1)塩、梅干し、漬物類、スイカ、果物類の設置が好評との報告あり。

「給水所増設」バイクコースではバイクボトルで渡す場合があるが、水の設置だけでも有効。
・事例2)ランコースでは、民間からの臨時給水を受け入れ好評な大会多い。
・事例3)ウォーターバス・アイスバス(水・氷風呂)をフィニッシュ後に設置し、選手が体を冷やし効果をあげた。

 

4.「ボランティア・スタッフ・審判員への配慮」

帽子の着用推奨に加え、短パンの着用、サングラス着用などを許可し推奨する。配置によりサングラスは透明度が高いもの。
・事例1)大会担当者が、スタッフ配置箇所を巡回し水ボトルや簡易食を届け好評であった。
・事例2)審判長らが各配置ポイントを巡回し、一休みできるよう対応した。
・事例3)スイムからの順番に配置を代え、その合間に休憩が取れるような業務態勢を構築した。

 

5.「観客への配慮」

会場内アナウンスなどで、日陰での定期的な休憩を呼びかけ、水分補給を行える場所を案内する。
・事例1)会場内に日陰用テント、業務用扇風機、ミストシャワー設置。
・事例2)地域放送で暑さ予想を告知、日傘持参、飲料ボトル持参などを呼びかけた。
・事例3)大会コース周辺マップに、トイレ、休憩できる公共施設や店を明示した。

 

 

参考1)JTU加盟団体・大会主催者そして選手への緊急要請Athletes' Safety First http://www.jtu.or.jp/news/2015/150722-3.html

 

参考2)ITU Event Organizers Manuals(EOM)
6.3.9. Exceptional heat illness prevention 熱中症予防策(P306-312)
http://www.jtu.or.jp/marshal/pdf/EOM20160614.pdf

 

参考3)スポーツ庁・注意喚起
https://goo.gl/vyMr2T

 

参考4)環境省「熱中症予防情報サイト」
http://www.wbgt.env.go.jp/

 

参考5)公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(平成25年4月改訂)
http://www.japansports.or.jp/medi…/heatstroke/tabid523.html

 

参考6)独立行政法人日本スポーツ振興センター「熱中症を予防しよう −知って防ごう熱中症−」(平成26年3月)
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/bousi_kenkyu/nettyuusyo/tabid/114/Default.aspx

 

参考7)
自治体の対応・熱中症特別警報発令(鳥取県)
https://goo.gl/tDpzpw

 

=以上=

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