2000年9月3日

報道関係各位

〔速 報〕第4回日本ロングディスタンストライアスロン選手権

 競技距離  日本選手権 :133.1km(スイム2.1km/バイク106km/ラン25km)
  開 催 日   2000年(平成12年)9月3日(日)
 開 催 地   新潟県佐渡郡佐和田町を本部会場とする佐渡島内一円
 主  催   佐渡市町村会、佐渡広域市町村圏組合、(社)日本トライアスロン連合(JTU)

低気圧の接近により荒天となった前日の天気がそのまま残る大会当日となった。過去2度、
デュアスロンとなった経験のある佐渡大会実行委員会では、トライアスロンの開催に向け
賢明な努力を重ねたが、午前4時30分一般の部と国際A・Bタイプのスイム競技中止を決
定、日本選手権に関しては、スイム会場を沢根漁港に移しバイクは通常のトランジッション
からスイムのタイム順にスタートとするローカルルールを制定し700mの3周回2.1k
mとして実施することとなった。

柴田、逆転でうれしい初V。

 午前6時にウエットスーツ不可でスタートした男子スイムは、終始トップで力泳した鈴木
隼人(東京都連合)が、25分33秒でフィニッシュ。次いで永留誠(神奈川県連合)が34秒
差の26分07秒で、3位には小野智治(チームテイケイ)が26分15秒でフィニッシュし
た。昨年のチャンピオン田村嘉規(西京味噌)は26分43秒の8位でバイクに入った。
 バイクは、鈴木、永留を中心に展開したが、5km過ぎで松丸真幸(茨城県協会)がトップに
立ち、60km地点では松丸、田村、柴田卓也(愛知県協会)の3人展開となった。そして、田
村、柴田、松丸の順でバイクをフィニッシュ。
 ランに入ってもこの順位は変わらず残り1kmを切るまでは田村の連覇が確実視されてき
た。しかし、海岸線に入った残り500m、柴田が渾身のラストスパート。「バイクもラン
も最高の出来」と語った田村をとらえ、4時間48分41秒で見事に初の日本チャンピオン
に。「自分で驚くようなギアチェンジが出来ました。」と喜びを語った。2位には21秒差
の4時間49分02秒で田村。3位には4時間56分40秒で松丸が入った。


復活宣言!志垣めぐみが優勝。

男子より1分遅れの午前6時01分のスタートとなった女子は井上由佳子(岡三証券)が
28分09秒でトップ。2位には千葉ちはる(チームストーク)が29分04秒で、3位にベ
テランの山倉紀子(東京都連合)がトップと1分50秒差の29分59秒でフィニッシュし
た。また、一昨年のロングディスタンス世界選手権で見事3位に輝いた志垣めぐみ(宮崎県連
合)は久し振りのレースにもかかわらず30分03秒の4位でスイムを終えた。
バイクは井上が10km付近までトップ、その後追い上げた千葉、山倉、志垣、堀陽子(神
奈川県連合)が競い千葉がトップでフィニッシュ。志垣は一時2位につけたもののバイクは6
位でフィニッシュした。
 ランでは千葉が常にリードを保ちトップを守っていたが、残り5kmで5人抜きの志垣が
勇躍トップに、そのまま復活のフィニッシュテープを切った。「バイクに乗れない時期があ
り辛かったけど、ランのトレーニングを徹底した結果だと思います。復活しました。」と満
面笑顔でインタビューに答えていた。優勝タイムは5時間36分03秒。2位には千葉が5
時間37分57秒で入り、山倉は5時間42分09秒に終わった。
今大会は、2001年8月にデンマークで開催される世界選手権の日本代表選考大会に指定
されており、この結果を得て後日JTUより日本代表選手が発表される。

日本選手権の部
・出場選手数44名(男子31名、女子13名)
・天候:晴  強風波浪注意報  気温:24.7℃ 水温:27.8℃ 湿度:67% (5:45am現在)
・観 衆:3万5千人


    〔問合せ先〕   社団法人日本トライアスロン連合
〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-9-10 青山キングビル3F
03-5469-5401戟@ Fax 03-5469-5403