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菊地次郎選手/第7回ウィンタートライアスロン選手権オロロン大会リポート

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菊地次郎選手/第7回日本ウィンタートライアスロン選手権オロロン大会リポート 
「菊地次郎選手/
  第7回日本ウィンタートライアスロン選手権オロロン大会リポート」

北海道留萌市神居岩スキー場にて、第7回日本ウインタートライアスロン選手
権オロロン大会が行われた。予想に反し(当初は気温マイナス10度前後を想定
していた)、気温プラス5度前後の快晴のもと、レースは開催された。もちろん、
外は一面銀世界、積雪は2m以上はあるはずだ。しかし、こうも気温が上昇す
るとコース状態としては最悪だ。雪の締まりがなく、ズボズボとぬかるみ、非
常に走りづらい。コースはスキー場の上り下りを中心に設定され、平地は少な
く、かなりハードなコースだった。

 レースはラン6k+MTB10k+クロスカントリースキー8kで行われた。
まずは最初のラン。自分としてはここで出来る限りの貯金が必要だ。最初から
ガンガンとばす。が、非常に走りづらい。着地が安定しない。わずか6kでは
あるが、大きな労力を要した。しかし、何とか2位以下に1分半ほどの差をつけ
ることが出来た。

 次はMTBである。MTBは3週前にメイストームさんから購入したばかりで、
自分は一抹の不安を持っていた。おまけに雪上である。思うように進まない。
急な上り坂は自転車から降りて、押して突っ走った。すぐに心拍数はMAX近
くまであがる。この繰り返し。しかしながら持ち前のパワー?で、後続に大き
な差をつけた。

    

 最後にクロカンスキー、これも付け焼刃に近かった。3週前にスキーを購入
し練習を始めたばかり。しかし、自分は雪国の秋田県鷹巣町の出身、小・中学
時代にクロカンスキーは経験済み。何とか無難にこなすことが出来た。

  

  

 結果として、ぶっちぎりの優勝をすることができた。しかし、今回は優勝の
常連である進藤選手が出ていなかった。また、自分は世界の舞台で戦いたい、
という思いがある。おそらく今のレベルでは全く通用しないはずだ。特にクロ
カンスキーはお話にならない。世界で戦うにはもっと十分な準備が必要だ。
来年はぜひ世界選手権の場で戦う力を身につけたい。

 しかし、自分の中でウインタートライアスロンという、ひとつの可能性を見
い出せたのは大きい。また、童心に帰ったようでレースをしていて非常に楽し
かった。今後、このスポーツが多くの人に楽しまれ、注目されることを期待す
る。

   

 最後に大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 山形泌尿器科クリニック/関東RC/メイストーム   菊地次郎

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