長良川国際トライアスロン(エイジ)レースレポート
東海地方の夏の風物詩となった第24回長良川国際トライアスロン大会が岐阜県・海津市の国営木曽三川公園で開催された。 だれもが口をそろえて「暑さとの戦い」といわれる本大会だが、梅雨もまだ明けないこの地方は連日の雨、気温は24度。朝から激しく降り続く雨と霧。上流からの濁流にスイムを中止、第1ラン2.5km、バイク20km、第2ラン5kmのスプリントデュアスロンに変更され、上位争いも明暗を分けた。 女子は平松智子(愛知)が第1ランから積極的に飛ばすが、松本華奈(島根)と思うように差が開かず、松本がバイクで平松を離すとそのままの勢いでフィニッシュ。蒲郡、村上に続く今シーズン3度目の優勝を飾った。 大塚真弓(愛知・学連)はデュアスロンになったことで松本、平松にいつものようにスイムで差をつけれず、3位に終わるがランキングを2位に上げ、松本との差も3ポイントとランキング優勝に望みをつないだ。4位には国体富山県代表を決めている藤田智弥が入った。上位入賞をめざした中原恭恵(千葉)は連戦の疲れか5位に終わった。 男子も開口一番「今日はラッキーだった!」と語った昨年のデュアスロン世界選手権U23代表の栗原正明(東京・学連)がバイクで順位を落とすも第1、第2ランともトップタイムの走りをみせ逆転。並みいる強豪をおさえ優勝を飾りランキングも2位に浮上。残り2戦での逆転の可能性も残した。 現在ランキングトップの中井啓太(三重)は第1ランで出遅れたもののバイク、ランできっちり順位を上げ2位でフィニッシュ。昨年本大会優勝の竹内鉄平(愛知)は3位に、第2ランで猛追をみせた倉内誠司(愛知)はフィニッシュへの導線を間違え悔しい4位で終わった。 年代別では女子50才代の北里初美(福岡)が年代別優勝こそ逃したものの、確実にポイントを稼ぎ年代別トップとなった。 熾烈な争いを繰り広げる男子40才代は、平田泰久(三重)が蒲郡、ひわさのリベンジを果たし今シーズン念願の年代別優勝を果たしランキングも3位に躍りでた。2位の小嶋基史(愛知)もランキングを4位にあげた。50才代では鈴木教之(愛知)が優勝しランキングも3位に、蒲郡に続く60才代優勝を果たした三宅光章(愛知)も2位にそれぞれ順位を上げた。 最高齢73才水野達雄(愛知)も蒲郡に続く年代別優勝。堂々のランキングトップとなった。 競技内容が変わり気持ちを入れ替え準備する選手たち 勢いよく第1ランへスタート! 水たまりをさけ慎重に走る 鈍より雨雲が広がる中カサをさしての応援 念願の優勝を飾った栗原正明(東京・学連) 雨にも負けず楽しんでフィニッシュ! ボランティアからドリンクを受けとる選手。ボランティアにも感謝!! |
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