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第65回国民体育大会「ゆめ半島千葉国体」トライアスロン競技レース速報

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 10月3日(日)、千葉県銚子市銚子マリーナ周辺特設会場で、第65回ゆめ半島千葉国民体育大会トライアスロン競技が、国体2度目の公開競技として行われた。


 午前9時30分スタートの男子は、スイムを細田雄一(千葉県)が17分10秒でトップフィニッシュ。続いたのは、5秒後に下村幸平(大阪府)、その1秒後に疋田浩気(静岡県)、その5秒後に石塚祥吾(福島県)、その1秒後に福井英郎(愛知県)。


 バイクに入ると、細田と下村が第1集団となり、疋田と福井が第2集団で後を追う。この二つの集団は2周目には一つになってスピードを上げた。このトップ集団は、後続に3分以上の差をつけてバイクを終えた。


 ランにでは、序盤から細田が飛び出し、後続を寄せ付けない。下村と福井も積極的にトップを追ったが、そのまま細田が1時間46分46秒のタイムで優勝した。


 午後12時のスタートととなった女子は、中島千恵(東京都)が19分36秒のタイムでスイムを終え、1秒後に田中敬子(福岡県)が後を追った。その18秒後に川島えり(愛媛県)が、その4秒後に石田尾珠奈(大分県)がトランジションへと飛び込んだ。


 バイクでは、田中が積極的に前へ出て独走を始めた。すぐ後ろに中島がいて、少し離れて上田藍(千葉県)と中西真知子(大阪府)、川島が追う。結局2周目に上記5名は第1集団となったが、最終周に川島が脱落してしまった。
 ランに入ると、トランジションから素早いダッシュをみせた上田がぐんぐんと後続に差をつけた。田中と中島、中西も追うが、差は広がるばかり。そして2時間1分10秒のタイムで上田が優勝した。


 この結果、ゆめ半島千葉国体は、開催県の千葉県のアベック優勝となった。来年の国体は、山口県で開催される。

 8位までの入賞者は以下のとおり。
<女子>
1位 上田 藍(千葉)2:01:10
2位 田中 敬子(福岡)2:03:03
3位 中島 千恵(東京)2:04:32
4位 中西 真知子(大阪)2:05:25
5位 川島 えり(愛媛)2:06:18
6位 佐藤 千佳(神奈川)2:07:37
7位 川口 綾巳(長崎)2:09:31
8位 沢田 愛里(北海道)2:11:41
<男子>
1位 細田 雄一(千葉)1:46:46
2位 下村 幸平(大阪)1:47:38
3位 福井 英郎(愛知)1:48:01
4位 犬童 太一(東京)1:51:20
5位 武友 潤(福岡)1:51:23
6位 古谷 純平(京都)1:52:12
7位 石塚 祥吾(福島)1:52:28
8位 益田 大貴(神奈川)1:52:47

 なお、このレースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。

<選手コメント>


○上田 藍(千葉県)
 課題にしていたスイムで遅れないことができたとき、うまくいくと思った。バイクは、先行する選手がいたが、バイク終了までは追いつくと思っていた。ランで負けないことも課題だったので、積極的に前に出た。バイク・ランのコースはアップダウンが多く、私向きだった。


○田中 敬子(福岡県)
 スイムをいい位置で上がれて、バイクではトップに立つことができた。バイクで逃げなければ、ランスタートが上田選手と一緒なら勝てないと思い、バイクでは逃げられるだけ逃げた。結局追いつかれたが、これは私が勝つための作戦だった。ランでは離されてしまったが、2位を確保することができた。


○細田 雄一(千葉県)
 今年に入って脚の調子も良く、身体のコンディションも今日は良かった。スイムの浅瀬の対処方法は得意とするところで、タイムが稼げた。バイクでは力のある選手と逃げることができ、後続に差をつけられた。ランでは、負ける気がしなかった。トップを取ることが目標だったので、きついレースだった。


○下村 幸平(大阪府)
 スイムを強化してきて、いい位置でスイムを終えられた。練習の成果が出た。バイクでは、速い選手と一緒の集団となったので、たいへんだった。その分、脚を使ってしまったこともあり、ランでは細田選手を追えなかった。結果には満足している。

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