International Triathlon Union

「IOCオリンピックを動かす巨大組織」新潮社刊(ご案内)

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著者:猪谷千春、IOC名誉委員、東京都スキー連盟会長、
日本トライアスロン連合名誉会長

新潮社サイト)http://www.shinchosha.co.jp/book/333491/
参考)http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130314/
E1363199979762.html

 

第一章 サロンヘの仲間入り、第二章 IOC委員は忙しい、第三章 サマランチ革命の功罪、第四章 IOCの試練、第五章 長野オリンピック招致の裏側、第六章 東京に再びオリンピックは来るか、章七章 今、考えるべきこと

 

「章七章 今、考えるべきこと」から抜粋
  記念すべき第一回大会(ユース・オリンピック・ゲームズ)は、(途中略)金九、銀五、銅三の計一七個のメダルを獲得するなど、まずまずの成績を収めた。
 特筆すべきは、競技初日に実施された女子トライアスロンで佐藤優香選手が見事、全競技を通して大会第一号、記念すべきYOG最初の金メダリストになったことだろう。
 通常なら、ここで大会の報告は終丁する。しかし、YOG開催の真の目的はそこにはない。大会開催を通してオリンピック・ムーブメントの理解を促進するため、多数のプログラムが用意された。

 

「おわりに」から抜粋。
  自分自身の経験を通して言えることがある。比較的、若い時期から国際スポーツの舞台を肌で知ることは、競技を続けていこうと、指導者になろうと、組織人やボランティア、あるいは研究者として関わろうと、はたまたメディアの道に進もうと、その後の人生を実に豊かにしてくれる、ということだ。
 スポーツをかけがえのないものとして受けとめられる人は、なんと幸せだろう。そんな思いを、もっともっと広めていきたい。オリンピック・ムーブメントとは、平たくいえばそうしたことなのだと思う。そして、IOCはその最大の推進役なのだ。

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