International Triathlon Union

2020年JTUトライアスロン・ジュニア強化指定選手制度

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2020年JTUトライアスロン・ジュニア強化指定選手制度

[1]目的
この制度により、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)及び関連する国際大会での目標達成のために強化指定選手を理事会が決定する。これにより、指定選手の強化活動(強化合宿や大会派遣等)における成果を高め、さらに指定選手の社会認識向上によりトライアスロン競技の広報活動を促進する。

[2]対象選手と認定期間
日本国籍を有する12-19歳(2020年12月31日現在)のJTU登録選手。
制度における「2020年」は、2019年12月1日から2020年11月末日迄とする。

[3]認定内容と承認手順
「JTUジュニア強化S指定選手、A(1~2)指定選手、B(1~2)指定選手、C指定選手、D(1~2)指定選手、E(1~2)指定選手」を四半期(3カ月)ごとに選考し、理事会承認により認定する。
*評価にあたっては、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。
*各対象大会で資格の取得・昇格があった場合は、次の大会参加を優位に進めるため、新規資格の即時適用を基本とする。
*対象選手の年齢は(2020年12月31日現在年齢)ジュニア強化S・A・B・C指定:16~19歳、同D・E指定:12~15歳とする。

[4]認定期間(2020 年)
1)第1期:2019年12月1日~2020年 2月末(3カ月)
2)第2期:2020年 3月1日~同年 5月末(3カ月)
3)第3期:2020年 6月1日~同年 8月末(3カ月)
4)第4期:2020年 9月1日~同年11月末(3カ月)
*認定開始1年前から新規認定前日迄の1年間を成績・評価期間とする。

(追加補足事項)2020/6/9更新
第3期の認定は新型コロナウィルス感染拡大の影響から、評価期間を3ヶ月遡っての評価を行う。
*認定開始1年3ヶ月前から新規認定前日迄の1年3ヶ月間(2019年3月1日〜2020年5月末)を評価期間とする。

(追加補足事項)2020/9/7更新
第4期の認定は新型コロナウィルス感染拡大の影響から、評価期間を6ヶ月遡っての評価を行う。
*認定開始1年6ヶ月前から新規認定前日迄の1年6ヶ月間(2019年3月1日〜2020年8月末)を評価期間とする。

[5]対象トライアスロン大会・記録会(カッコ内は略称)
1)(WTS):ITU世界トライアスロンシリーズ
2)(W杯):ITUトライアスロン・ワールドカップ
3)(世界U23選手権):ITU世界U23トライアスロン選手権
4)(世界ジュニア選手権):ITU世界ジュニアトライアスロン選手権
5)(C杯):ITUトライアスロン・コンチネンタルカップ
6)(アジア選手権):ASTCアジアトライアスロン選手権
7)(アジアU23選手権):ASTCアジアU23トライアスロン選手権
8)(アジアジュニア選手権):ASTCアジアジュニアトライアスロン選手権
9)(日本選手権):日本トライアスロン選手権
10)(公式大会):国民体育大会、日本スプリント選手権、日本U23選手権
11)(公式大会(U19/U15)):日本U19選手権、全国高等学校選手権、日本U15選手権
12)(日本学生選手権):日本学生トライアスロン選手権
13)(認定記録会):JTU認定記録会

[6]評価基準
1) JTUジュニア強化S指定選手
 WTS16位以内(40%)
 W杯:8位以内(20%)
 世界U23選手権:男子6位以内(20%)、女子3位以内(10%)
 世界ジュニア選手権:男子6位以内(20%)、女子3位以内(10%)

2)JTUジュニア強化A-1指定選手
 WTS:24位以内(40%)
 W杯:16位以内(20%)
 世界U23選手権:男子8位以内(20%)、女子6位以内(10%)
 世界ジュニア選手権:男子8位以内(20%)、女子6位以内(10%)
 アジア選手権:6位以内(10%)
 日本選手権:6位以内(10%)
 C杯:3位以内(10%)

3) JTUジュニア強化A-2指定選手
 ITU世界ランキング:140位以内
 世界U23選手権:16位以内(40%)
 世界ジュニア選手権:16位以内(40%)
 アジア選手権:8位以内(20%)
 日本選手権:8位以内(20%)
 アジアU23選手権:3位以内(10%)
 アジアジュニア選手権:3位以内(10%)
 C杯:8位以内(20%)
 JTU公式大会:3位以内(10%)

4)JTUジュニア強化B-1指定選手
 C杯:12位以内(40%)
 アジアU23選手権:8位以内(20%)
 アジアジュニア選手権:8位以内(20%)
 JTU公式大会:8位以内(20%)
 JTU公式大会(U19選手権):3位以内(10%)
 日本学生選手権:3位以内(10%)
 JTU公式大会(高等学校選手権):3位以内(10%)
 JTU認定記録会:16歳以上標準記録(スイム400m、ラン5000m)5.5級以上。
 *スイム(400m)及びラン(5000m)のタイムは、期間内に開催される、異なる認定記録会での記録突破を認める。

5)JTUジュニア強化B-2指定選手
 JTU公式大会(U19選手権):8位以内(20%)
 JTU公式大会(高等学校選手権):6位以内(20%)
 日本学生選手権:8位以内(20%)
 JTU 認定記録会:「16-19歳標準記録」スイム、ランともに 5級以上

6)JTUジュニア強化C指定選手
 JTU認定記録会:「16-19歳標準記録」スイム、ランともに 7級以上

7)JTUジュニア強化D-1指定選手
 日本U15選手権:3位以内
 JTU公式大会(U15):3位以内

8)JTUジュニア強化D-2指定選手
 認定記録会「12~15歳標準記録」スイム、ランともに 4級以上

9)JTUジュニア強化E-1指定選手
 日本U15選手権:8位以内
 JTU公式大会(U15):8位以内

10)JTUジュニア強化E-2指定選手
 認定記録会「12~15歳標準記録」スイム、ランともに 7級以上

<全体条件 1>1位タイムから、男子2.5%、女子4%以内で完走
<全体条件2>( %)は「順位÷スタート人数」の順位率以内で完走

[7]JTU強化指定への資格等の授与(派遣詳細は別基準・規定)
1)海外コンチネンタルカップ<S・A/16-17歳はスプリントディスタンス(SP)のみ>
2)ジュニア・コンチネンタルカップ<S・A・B・C/16-17歳はSPのみ>
3)国内コンチネンタルカップ<S・A・B・C/16-17歳はSPのみ>
4)JTU公式大会(U19)<S・A・B・C>
5)日本U23 選手権<S・A・B・C/18歳以上>
6)日本U19 選手権<S・A・B・C>
7)日本U15 選手権<D・E>
8)U23強化合宿<別規程>
9)U19強化合宿<別規程>
10)U15強化合宿<別規程>
11)強化合宿(国内・海外)、測定合宿への参加資格<別規定>
12)強化全般の各種支援

[8]全共通補則事項
1)制度全般に係る補則
1-1)各種大会の選手選考を行う際、強化指定ランクを評価の一つとして用いる。但し、ランク順に関わらず選考をする場合がある。
1-2)ITU世界選手権、ワールドカップ、海外コンチネンタルカップの出場推薦資格(派遣基準)は別規定

2)大会評価に関する補則
2-1)「JOC派遣の国際総合競技大会」の評価は、別に審議し決定する。
2-2)対象大会で次のことが発生した場合は、状況を分析し別に審議し評価を決定する。
 a)大会が、開催前、開催期間中、競技中に中止されたとき。(競技の中止)
 b)ITU 基準によるトライアスロンのスイム、バイク、ランのいずれかの距離が短縮されたとき。(距離フォーマットの変更)
 c)大会がデュアスロン又はアクアスロンになったとき。(競技フォーマットの変更)
 d)レース中の予期せぬ事故や上位選手の失格などで順位の変動があったとき。(順位の変動)
 e)その他、競技結果を左右する特別な状況(荒天や出場選手レベルの大幅な低下など)があるとき。(特別な状況)

3)強化指定選手の留意事項
3-1)別に定める「派遣規定(ユニフォーム含む)」および「所属先表記に関するガイドライン」を順守する

<2019/12/6 JTU理事会承認>
= 以上 =

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