International Triathlon Union

東京2020大会三者委員会招待枠の締切迫る

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東京2020オリンピック競技大会に出場できる可能性が低い国のオリンピック委員会に出場機会を与えるための三者委員会招待枠(Tripartite Invitation Places)の申請期限が2020年1月17日となっています。

選手出場枠のうち招待枠に申請が可能なのは計16競技で、国際トライアスロン連合(ITU)に加盟する各国の競技団体(NF)に合計で男女各2枠が与えられますが、自国のオリンピック委員会(NOC)への申請が必要です。出場資格を得るためには、選手は2020年5月11日現在ITU世界ランキングの上位180名以内に入っている必要があります。

ITUデベロップメントでは、発展途上にある小国を支援するため、出場できる可能性のあるNF及びその選手・コーチと緊密に連携してきました。そうした取り組みはASICS世界トライアスロンチームの戦略と支援体制に組み込まれており、選手とコーチがメンタープログラムに参加できる仕組みもあります。リオ2016大会では、ローレンス・ファヌアス選手にこの出場枠が与えられ、ヨルダンからオリンピックのトライアスロン競技に参加した初めてのトライアスリートになりました。

ITUに加盟するNFのうち三者招待枠の資格を有する国は以下の通りです。
アフリカ:
ブルンディ、ベニン、ボツワナ、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ民主共和国、ジブチ、ガンビア、ギニア、リビヤ、マダガスカル、モザンビーク、ニジェール、ルワンダ、セイシェル諸島、シエラレオーネ、ソマリア、スーダン、タンザニア、トーゴ、ザンビア

アメリカ大陸:
アンチグアバーブーダ、アルーバ、バミューダ、ベリーズ、英国領バージン諸島、ケイマン諸島、ドミニカ、グレナダ、ハイチ、ホンジュラス、ニカラグア、セントキッツ・ネイビス連邦、セントルシア、スリナム、米国領バージン諸島

アジア:
アフガニスタン、バングラデシュ、カンボジア、イラク、クウェート、モルディブ、ミャンマー、ネパール、オマーン、パキスタン、パレスチナ、スリランカ、シリア

ヨーロッパ:
アンドラ、リヒテンシュタイン、北マケドニア、マルタ

オセアニア:
米領サモア、グアム、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ

国際オリンピック委員会(IOC)の三者委員会は5月11日以降、該当するNOCに対し、招待枠の割当について書面で連絡・確認をします。もし三者委員会が招待枠を割り当てることができない場合には、NOC毎の最大選手数を考慮した上でITUオリンピック出場資格ランキングで次の順位にあるNOCに割り当てられます。

詳細については、ITUデベロップメントのZita Csovelyak (zita@triathlon.org)までご連絡ください。

 


One week to deadline for Tokyo 2020 Tripartite Invitation Places:
https://www.triathlon.org/news/article/one_week_to_deadline_for_tokyo_2020_tripartite_invitation_places

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