4月16日(土)、日本の2011年シーズン開幕戦となるNTTトライアスロンジャパンカップ第1戦/石垣島ITUトライアスロンワールドカップを明日に控え、記者発表が沖縄県石垣市の大濱信泉記念館で行われた。
記者発表は、外国選手、ナショナルチーム、石垣島トライアスロン大会出場者の3部門で行われた。司会は、山本光宏JTU事業・広報副委員長。 ワールドカップの記者会見に出席したのは、先週のシドニーWCSで2位となったバルベラ・リベロス・ディアスリ(チリ)、昨年のロンドンWCS3位のヘレン・ジェンキンス(イギリス)、昨年のハンブルクWCS3位のアイリーン・モリソン(アイルランド)、のびざかりの若手ジェームス・シーア(オーストラリア)、ベテランのハンター・ケンパー(アメリカ)、石垣島優勝経験のあるイワン・ラーニャの6名。
 ナショナルチームの会見には、足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、土橋茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)、飯島健二郎ナショナルチーム監督が出席。
 最後に、昨年のエイジグループランキング総合優勝の平松智子(愛知県協会)と永田成也(鹿児島県協会)。昨年男子60−64歳の部優勝の揖場裕(兵庫県協会)、昨年の石垣市民最高位の福士知孝(沖縄県連合)、今年参加の石垣市民最年少の上原優香(沖縄県連合)が出席し、会見が行われた。

このエイジの会見は、シドニーとアテネ・オリンピックに出場した関根明子と、長くエリート選手として活躍した山本淳一が務めた。
 なお、明日のレースのスタート時刻は、エイジグループ・8:00、エリート女子・13:00、エリート男子・15:45。結果および速報等についてはレース終了後、順次JTUメールニュースとJTUホームページ(www.jtu.or.jp/)で発表する予定。

<選手コメント>
 ○バルベラ・リベロス・ディアス(チリ) 初めて石垣島に来た。私がこのレースに出る一番の理由は、日本の皆様を支援したいということ。皆さんに幸せになってほしいので、私の明日のレースの結果が皆さんへのよい贈り物になるように頑張りたい。
 ○ヘレン・ジェンキンス(イギリス) 先週のシドニーWCSで落車してケガをしたので、レースに出られない。期待していたので、残念。明日は、応援することで、このレースを支援したい。
 ○アイリーン・モリソン(アイルランド) 初めて石垣島のレースに出る。本当に美しいところで、島を1周自転車で回るうちに多くの親しみやすい日本の方に会えた。明日のレースは頑張って、日本の皆さんに元気になってほしい。
 ○ジェームス・シーア(オーストラリア) この石垣島に帰ってこられてうれしい。本当に美しい島だ。このコースは坂が多く、風も強く厳しいが、故国のオーストラリアに似ている。明日はぜひ、いい結果を出したい。
 ○ハンター・ケンパー(アメリカ) 石垣島は2度目。2006年にカートニー・アトキンソン(オーストラリア)選手とデッドヒートをしたのが思い出。この数年間はケガに悩まされていたので出られなかった。石垣島でまたレースをできることは楽しみ。多くの人が応援してくれる、歴史のあるワールドカップだ。
 ○イワン・ラーニャ(スペイン) この石垣島は、いい思い出があるのでレースが楽しみ。1998年から、3回目。2001年には優勝することもできた。たいへんなコースだが、頑張っていい結果を出したい。来年はオリンピックがあるので、多くのポイントを獲得したい。
 ○足立 真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 2008年にこの石垣島でトライアスロンデビューをした。そのレースに参加できることは、トライアスロンを始めたときの、喜びの気持ちを思い出すことができる。明日は、その思いを胸に、実力を発揮して最高の笑顔でフィニッシュしたい。女子は、有力選手が多いので、いままでのワールドカップとは違ったレースになる。
 ○土橋 茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 初めてのワールドカップが、2009年の石垣島だった。そのときは、ラン勝負ができなかった。昨年も、第1集団にいながら、ラン勝負ができなかった。やはり、ランで頑張って優勝したい。昨年、ロンドンWCSで10位となった。ロンドン・オリンピックにぜひ出場してメダルをねらいたい。
 ○細田 雄一(グリーンタワー・稲毛インター) 石垣島は今年で9回連続参加。お帰り、と声をかけてもらって、レースが始まったのだと思い、気合いが入った。昨年は2位になったので、今年は優勝を目指して最高のレースにしたい。昨年から脚の調子がもどって、やっと万全に走れるようになった。昨年後半にアジア大会に勝てて、精神的にも成長したと思う。
 ○飯島 健二郎(ナショナルチーム監督) 来年のロンドン・オリンピック出場のためには、WCSランキングで70位以内に入っていることが必須。できればこのなかに、3名入っていることが、オリンピック出場3枠を確保する近道になる。石垣島はそのポイントを積み上げるための重要なレース。
 ○平松 智子(愛知県協会) 昨年のエイジランキング総合1位となった。石垣島はいい環境で好きなコース。昨年は、若い選手に負けたので、今年は頑張りたい。
 ○永田 成也(鹿児島県協会) 昨年、エイジランキングで総合優勝した。石垣島では、素晴らしい環境でレースできるので、それに感謝してレースしたい。マークする選手が多いが、どこまで勝負できるか挑戦。今年の目標は、エイジグループ世界選手権北京大会優勝。
 ○揖場 裕(兵庫県協会) エイジグループのポイントランキングを盛り上げたい。また兵庫県在住で、16年前に神戸阪神大震災を経験した。今年の東日本大震災に対し、「絆」とプリントしたアームウォーマーをつけてアピールする。
 ○福士 知孝(沖縄県連合) 昨年、石垣市民でトップだった。12年ほど出場しているが、いつも総合では20位前後なので、今年はもう少しいい成績を出し、石垣市のレベルを上げたい。
 ○上原 優香(沖縄県連合) この素晴らしい選手たちとの会見に、石垣市最年少というだけで出席させてもらい光栄。昨年のタイムは3時間15分ぐらいなので、それより速くフィニッシュしたい。
この記事に関するお問い合わせ先 (社) 日本トライアスロン連合(JTU) 事務局 広報担当:090-3204-3126(大塚) JTU事務局 TEL03-5469-5401(代)
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