猪谷会長、IOC副会長に選ばれる＜JTUトピックス＞

2005年JTUの話題

14　July　2005

7月6日（水）〜9日（土）の日程で、シンガポールで行われた国際オリンピック委員会（IOC）総会で、2012年のオリンピック開催地がイギリスのロンドンに決まった。そして総会最終日には、役員の改選を行い、社団法人日本トライアスロン連合（JTU）会長である猪谷千春IOC委員が副会長選挙に立候補し、副会長に選ばれた。任期は2006〜2009年の4年間となる。
今年副会長を辞任した金雲龍氏（韓国）らの後任となる2名の副会長を選ぶ選挙には、猪谷委員のほかケバン・ゴスパー委員（オーストラリア）、ランビス・ニコラウ理事（ギリシア）、呉経国委員（台湾）が立候補した。1回目の投票で、ニコラウ理事が選ばれ、猪谷委員は2回目の投票で選ばれた。猪谷委員は1992年、2000年に続いて3度目の立候補で、当選した。
7月13日（水）に、東京・青山の日本青年館で2005年度JTU社員総会が行われ、終了後午後5時から、猪谷会長のIOC副会長選出を祝う会が開かれた。席上猪谷会長は、「ゴスパー委員が本命と思っていました。ですから、1回目の投票でニコラウ理事が選出されたとき、2回目はゴスパー委員が選出されると思い、あきらめました。しかし結果は、私の名前が呼ばれ、たったの１５分間で地獄と天国を味わうという貴重な体験をしました」と、ユーモアを交えて挨拶した。さらに、「これで、日本にIOCの情報が早く伝わり、国際的に日本のスポーツが飛躍するために、IOC副会長は大変重要なポジションとなり、責任の重さを感じます。これはもちろん、トライアスロンにとっても、素晴らしいことです」と語った。
その後会は、JTU社員、理事各位からの賛辞も交え、午後7時まで行われ、なごやかな雰囲気のなか終了した。

挨拶に立つ猪谷会長　　　喜びの乾杯

IOC副会長に選出された猪谷会長を囲んで

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