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JTU技術審判委員会(JTU-TC)拡大会議議事メモ(報告)

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JTU技術審判委員会(JTU-TC)拡大会議 議事メモ(報告) 050926-1
JTU技術審判委員会(JTU-TC)拡大会議 議事メモ(報告)

 ITU世界選手権蒲郡大会のために全国から集まった審判員・支援スタッフが参加し
て、現地で拡大技術審判委員会議が開催されました。
 これは今年からJTU-TCが主催で、大会の現場において全国共通の問題点を議論しあ
う場として設けられたもので、全国の技術審判レベルの底上げにつながることを期待
するものです。以下議事メモです。

JTU技術審判委員会(TC)拡大会議・議事メモ:記録・長谷

開催日時:2005年9月10日(土)16:15〜17:00
場所:愛知県・蒲郡競艇場内4F集会所

参加者: 今井、若松(東京)、長谷川、高橋(千葉)、小金澤、青沼(神奈川)、加納
(岐阜)、不破、坂井田(石川)、末光、小野(愛媛)、中島(富山)、大橋夫妻、竹
内(新潟)、水野、山本、尾崎(兵庫)、越川(大阪)、橋立(京都)、高橋、大沼
(福島)、鳥羽(北海道)、長谷(埼玉) 他

議事内容 
1.JTU-現地拡大TCの開催趣旨説明
変化1)アテネ五輪後JTUの体制を一新。従来の技術委員会は技術審判委員会となり
委員長交代(中山→長谷)。

変化2)一委員が複数の専門委員会に登録することは原則禁止。
→ 新たな協力者に参画してもらう必要がでてきた。広くサイバーTC上で参加を呼び
かける。

変化3) JTUの運営予算縮小に伴うTC用予算削減
→ 例年のような東京に全国から技術委員が一堂に会して議論し合う場は持てない。
よって、東京で集まれる人及び常任委員による「定期会合TC」、全国から参加して
もらえる「サイバー空間TC」、及び「現地主義」による大きな大会での「現地拡
大TC」の3本立てとする。

今回は初の現地拡大TC。今後は、銚子大会や東京港日本選手権でも実施予定。参加希
望者は委員以外でも受け入れる。小委員会などのテーマ別部会も設けて、興味ある
テーマに参画したいという人に積極的に参加してもらう。

変化4) JTU関連大会報告を、審判長に課題解決を意識した内容でお願いしている。
年度末にこれらを取りまとめた報告書をTCで作成予定。

2.最近の大会での話題について議論

A. コースミス(誘導)が最近頻発(七ヶ浜、長良川、佐渡など)。何が原因で、防止
するにはどうすべきか。(問題提起)

a)担当者の思い込みによる誘導物設営など。選手の視点が欠けている。(北海道、
鳥羽)
b)トラブルが起こってもすぐ対応できないと、選手に不満が広がる(千葉、高橋)
c)審判員の意識の低さ、昨年はこうだったとの思い込みに起因が多いのでは。(愛
媛、末光)
d)大会側の説明不足、下見を十分しない(審判員も選手も) (意見多数)
e)「伝達講習会」(大会運営に関する講習会)をJTU-TC主催でやってみては?(岐
阜、加納)

重要な結論: 審判員・運営担当者は心がけとして、必ずコース下見をして大会に臨
むこと。選手にも、下見をするよう奨励すると共に、その環境を大会側として提供・
配慮すべし。

B. タトゥー(刺青)のある選手の扱いについて。ルールによれば出場が制限される
が、最近ワンポイントで刺青をしている人が多い。ルールを変更すべきか。(問題提
起)

a)JTUルールでは、正確には刺青がいけないとは書かれていない。タトゥーシールな
ど、紛らわしいもの、紛らわしくならないよう取り得るものは禁止であり、本物の刺
青のように取ることができないものまで禁止とはしていない。(JTUルールを復唱、
全員で納得)

b)紛らわしい位置に刺青がある場合、それを避けてナンバーを書くなどの工夫をす
る。(「肌の色合い、刺青などから識別しやすい白いシール」のアイデア有り。)

c)(意見)別問題として、他の選手に威圧感を与えるような場合の影響は考慮すべ
し。翌年から参加者が減るかもしれない。
(他の意見)一方、ルール上で、どのような経歴のあった人であっても、レース参加
の自由まで奪うことはできない。

結論:この場合の解決策は、様々な影響を考慮して、大会側が刺青が見えないような
ウエアを着て競技してもらうようお願いするなどの柔軟な発想で解決を図る。(この
心配の可能性は低いと思われるが…)

3.JTU-TCの連絡網について

Q) 今年度に入ってTCの連絡が来ない。どうなっているのか。
A) 今年からJTUの体制も伝達方法も変わった。TC連絡員ではなく、ブロック連絡員
(各専門委員会共通)と各地区協会宛に連絡が行っているはずである。来ないのはそ
こで情報が留まっているのでは。以下を対策とする。

飛騨トライアスロンクラブのJTU-TC関連Webのアップデートを進めてもらう。直接
送付希望者には送付する。

各ブロックの連絡員、各都道府県連盟事務局で情報が留まっている可能性大。各
自が地元で働きかけて解決請う。

4.依頼事項
a)全国各地のジュニア大会で 選手に送付している(渡している)競技説明書・説
明書 を是非お送り下さい。送り先は長谷まで。(tknagaya@s5.dion.ne.jp あるい
は、toshitaka.nagaya@fujixerox.co.jp

b)本活動に出た方は是非ご感想をお聞かせ下さい。 =以上=

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