第9回日本デュアスロン選手権(レースレポート)
開催日:2009年3月8日(日)女子12:00、男子12:05スタート <女子上位結果> <男子上位結果> *記録詳細は大会公式記録をご覧下さい。 <大会レポート> スタートは栗原正明(国士舘/学連)が飛び出し、全体にオーバーペースでレースが動く。しかし、動じない深浦祐哉(セサミ/BODYTUNE/ハリアーズ)、飯干守道(アレッセコーポレーション/LITESPEED/ウイングスTC)、森正(宮川少年院)らを中心に大きなセカンドグループができ、ハイペースながら落ち着いた展開。 やがて3周目に入る頃には栗原もこの集団に飲まれ、深浦、飯干、森、少し空けて平松弘道(SUNNYFISH/BODYTUNE)、濱由崇(石川県協会)らがバイクパートへ。 常に上位に絡んでくる高橋泰夫(TeamCW-X/BOMA)は、第1ランで治りかけの肉離れを再発させ、会場の大きなため息と共に戦線を離脱した。 バイクでも深浦、飯干、森の優位は変わらず、この3人だけが別次元のレースを展開。タフと評判のコースを物ともしない強さを見せつける。だが、3人が拮抗したまま勝負は最後の第2ランへ。 1kmを5周回する第2ランは、手早くトランジットした深浦が約30m先行し森と飯干が追う形に。だが、周回ごとに森が遅れ始め、逆に猛追したのは飯干。4周目に追いついた飯干は、最終周の上りで一気にスパートしついに逆転。そのまま差を広げ見事2年連続2回目のデュアスロン王者に輝いた。 女子は、今シーズン常勝の沢田愛理(JR北海道)が第1ランからリード。最初の上りでトップに立つや、危なげないレース運びで武友麻衣(福岡県連合)、矢島ルリ子(チームルリん子)らを3連覇を達成した。 今回の男女優勝者は日本デュアスロン覇者の栄誉とあわせ、9月にアメリカ・ノースカロライナで開催されるITU世界デュアスロン選手権への代表の座を手にした。 女子優勝の沢田選手 <男子第1ラン先頭集団を形成する左から飯干、平松、深浦> <男子2連覇を成し遂げた飯干> <悔しいながらもライバルの優勝を讃える深浦(左)と飯干(右)> |
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