JTUパラトライアスロン強化合宿にてアンチドーピング講習会(実施報告)
日時:2017年8月19日(土)15時30分~17時
出席者: JTUパラ強化選手:男子4名、女子2名、指導者及びサポートスタッフ5名、計 11名
場所:長良川サービスセンター(岐阜県海津市海津町福江字角山1202-2)
使用資料・機材:JADA教育キット、プロジェクター、PC
I.アンチドーピングについて
①アンチドーピングについての確認(2017年8月18日配信のJTUニュースリリースを紹介)
・アンチドーピングの意義
・アンチドーピングについて正しい認識
・アスリートの役割と責務
・ドーピング規則違反(10の例を挙げて)
・自分の口に入れるものに責任を持つ
②ケーススタディ
・市販薬を購入する際は、「グローバルDRO※」を実際に使って、各自で薬の検索を実施
・RTPA(トップアスリートは居場所情報を登録する必要がある)の例と更新について
・具体的なサプリメントや違反薬物についての事例紹介と質疑
以上を中心に講習を実施した。
II.質問、要望
各自が使用しているサプリメントや市販薬などについて質問が出た。基本的に、サプリメントはJADAが承認している物以外は自己責任での摂取となり、できるだけ摂取しないほうが良いと回答。市販薬については、グローバルDROを活用するよう回 答した。
また、SNSで商品名を挙げてのドーピング情報交換や他の選手へのアドバイスには十分注意が必要なこと、不用意な発言はしないように指導した。
Ⅲ.今後について
パラトライアスロン選手の多くがサプリメントの摂取をしており、非常に関心が高かった。それと、選手間のSNS上でサプリメントの情報(この製品はドーピングにならないなどの不確定な情報)が拡散していることがわかった。今後、このような内 容についても指導していく必要があると考えられる。
※)http://www.globaldro.com/JP/search
グローバルDRO:商品名でヒットしない場合は、成分名(商品名を検索エンジンで 調べ、添付文書情報を見ると成分名が記載されている)で検索する。 それでもヒットせず、「完全に一致した検索結果がありませんでした! 検索結果がないということは、検索した成分が禁止されていないということではありません」と表示されたら、次に問い合わせることをお薦めします。「スポーツファーマシスト」
http://www3.playtruejapan.org/sports-pharmacist/search.php
「薬剤師会アンチ・ドーピングホットライン(都道府県薬事情報センター)」
http://www.playtruejapan.org/medicine/hotline/
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