International Triathlon Union

JTUトライアスロン・ハイパフォーマンスチーム ナショナルチームプログラム

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[1]目的
 このプログラムにより、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)、そして第34回オリンピック競技大会(2028/ロサンゼルス)において、トライアスロン競技(個人・ミックリレー)でのメダル獲得・入賞を狙える選手を「ナショナルチーム選手」としてJTUトライアスロン・ハイパフォーマンスチームが推薦し、JTU理事会が認定する。これにより、ナショナルチーム選手の強化活動(強化合宿や大会派遣等)における成果を高め、さらにナショナルチーム選手の社会認識向上によりトライアスロン競技の広報活動を促進する。

[2]事業
ナショナルチーム選手の効果的な強化活動の展開を図るため、次の事業を行う。

2-1)ナショナルチーム選手の国際競技力向上を図るため、ワールドトライアスロン公式大会への派遣、国内外の強化合宿(測定含む)ならびに個別強化合宿などを実施する。

2-2)ナショナルチーム選手の強化活動に必要な選手所属先との連携を図るため、担当コーチを認定する。さらに、JOCナショナルコーチアカデミー修了している担当コーチから1~2名をJOC特任コーチとして推薦する。

2-3)その他ナショナルチーム選手の強化及び広報のために必要な事業を行う。

[3]認定基準
 パリそしてロサンゼルスオリンピックで、メダル獲得もしくは8位以内入賞が期待できる選手をナショナルチームA・B選手として認定する。
 その基準は、下記の条件を満たした場合とし、男女いずれも最大6名を基本として認定する。さらに、ナショナルチーム候補選手そしてナショナルチーム次世代選手を認定し、持続可能な強化活動を推し進める。

3-1)評価対象
ワールドトライアスロンランキング(WTR)

3-2)認定期間(当該年)
第1期:1月1日~3月31日
第2期:4月1日~6月30日
第3期:7月1日~9月30日
第4期:10月1日~12月31日
*2021年第4期から認定開始。

3-3)基準
ナショナルチームA選手:WTR30位以内で、男女それぞれ3名まで選出
ナショナルチームB選手:WTR60位以内で、男女それぞれAチームを含めて6名まで選出
ナショナルチーム候補選手:WTR140以内で、男女それぞれ6名まで選出
ナショナルチーム次世代選手:WTR300位以内で、U23カテゴリーまたはワールドトライアスロン公式大会初出場から3年以内の選手から、男女それぞれ6名まで選出(A・B・候補選手を含める)
*認定期間以前の最終月曜日にワールドトライアスロンが発表するWTR順位

[4]選手・スタッフ・担当コーチの認定
 ナショナルチーム選手そしてナショナルチームAB選手の担当コーチは四半期ごと、スタッフは、当該年第2期から翌年第1期までの1年ごとに、理事会が認定し委嘱(更新)する。
ただし、認定期間中であってもナショナルチーム選手・担当コーチ・担当コーチとしての成果・品格が評価され、昇格・降格・資格解除の対象となる場合がある。
 なお、強化活動が円滑に行えるよう、選手からの要請に応じ所属先に協力を依頼する。

[5]ユニフォーム着用
 ナショナルチーム選手の効果的な強化活動及び広報活動のために、公式活動においては、指定ユニフォームを着用する(別に規定)。
 https://www.jtu.or.jp/news/2021/10/01/37078/

[6]強化費
ナショナルチーム選手の効果的な強化活動及び広報活動のために、ランキングごとに強化費を設定し、指定された対象経費に充当する(別に規定)。
https://www.jtu.or.jp/news/2021/10/01/37090/

[7]補足事項
1)ナショナルチームA・B選手にJOCオリンピック強化指定選手・資格を付与する。
2)強化合宿(国内・海外)、測定合宿への参加資格(別規程)を与える。
3)引退届出選手への各種支援は、届出日を含む認定期間をもって終了とする。
4)当該年ごとにナショナルチーム選手活動に係るJTU合意書を提出する。
5)前記各項に該当しない状況が生じた場合、別途協議し適切な対応を行う。

<2021年6月22日 臨時理事会 承認>

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