International Triathlon Union

2022年JTUパラトライアスロン強化指定選手制度

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[1]目的
この制度により、第17回夏季パラリンピック(2024/パリ)での目標達成のため、そしてそれ以降に向けた継続的な強化を進めるため、強化指定選手を理事会が認定する。これにより、指定選手の強化活動(強化合宿や大会派遣等)における成果を高め、さらに指定選手の社会認識向上によりパラトライアスロン競技の広報活動を促進する。

[2]対象選手
日本国籍を有し、ワールドトライアスロン(TRI)及びアジアトライアスロン主催レースへの出場資格を有する JTU 登録選手

[3]認定内容と認定手順
JTUパラトライアスロンハイパフォーマンスチーム(HPT)において S指定選手、A指定選手、B指定選手、C指定選手を選考し、理事会承認により認定する。
評価の対象期間は、2021年1月1日以降とする。評価にあたっては、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。

[4]認定期間
2022年1月1日から 2022年12月末日迄とする。
ただし、2022年シーズン中のレース結果により認定を見直す場合がある。

[5]対象大会
1)東京2020パラリンピック競技大会
2)ワールドトライアスロンパラ世界選手権(WTPCHs)
3)ワールドトライアスロンパラシリーズ(WTPS)
4)ワールドトライアスロンパラカップ(WTPC)
5)アジアトライアスロンパラ選手権(ACHs)

[6]評価基準
S:パラリンピック・世界選手権で金メダルが狙える競技成績
A:パラリンピック・世界選手権でメダルが狙える競技成績
B:パラリンピック・世界選手権で入賞が狙える競技成績
C:パラリンピック・世界選手権への出場が狙える競技成績
※詳細は制度設計 参照

[7]JTUパラトライアスロン強化指定への資格等の授与(詳細は別基準・規定)
1)WPCHs、WPSs、WPCs、ACHs のエリートレースへの出場資格(派遣基準)は別規程
2)強化合宿(国内・海外)への参加資格(別規定)
3)強化全般の各種支援

[8]派遣規定
1)ユニフォーム着用
別添資料参照(PDFファイル等の資料添付)
2)Substitution(選手入替)の適用
TRIでは Substitution が 1 大会につき、男女各クラス 1 名が認められる。
強化指定選手が希望した大会であっても JTUパラトライアスロンHPTの戦略によりSubstitution を適用することがある。その場合は大会開催日の40日前までに使用する旨を選手・所属先へ報告する。
3)Invitation申請
JTUパラトライアスロンHPTにおいて、それまでの出場レース数、成績等を総合的に判断して決定する。
4)強化指定選手への補助金等
支援体制は別に定める

[9]補則
1)強化指定選手・育成強化指定選手は少なくとも年2回(シーズン前半と後半)のフィットネスチェックと、年1回のメディカルチェックを受けることを必須とする。また、認定期間内に 1 回以上のJTU 認定記録会もしくはパラ記録会に参加すること。
※故障等、特別な事情により参加不可の場合は、予めJTUパラトライアスロンHPTへ報告し判断を仰ぐ。
2)強化指定選手、育成強化指定選手は、YRP(年間出場大会プラン)をJTUパラトライアスロンHPTへ提出する。提出期限は別途連絡する。(変更がある場合、大会開催日の 50 日前迄に修正提出)。
3)強化指定選手以外の選手からも、WTPCHs、WTPS、WTPC、ACHs、強化合宿等の推薦を行う場合がある。
4)距離・種目が変更された場合、レース中の予期せぬ事故や上位選手の失格などで順位繰上げられた場合、出場選手のランキングに偏りがあった場合など、JTUパラトライアスロンHPTで審議し評価を見直すことがある。
5)対象期間中であっても、2022年6月30日時点までの各対象大会終了後には結果を確認し、取得、昇格、降格の措置を取る場合がある。また、強化指定選手として不適切行為が認められた場合は、降格・認定取消しの措置を取る場合がある。
6)他競技での強化指定選手となった場合、JTUパラトライアスロンHPTとの協議の上トライアスロン競技での強化指定選手を継続することができる。
7)今後、コンチネンタルパラカップ(仮称)等のレースが創設された場合、当該大会は[5]6)として対象へ加え、[5]4)、5)を基準に出場選手数、選手層などを総合的に判断し評価する。
8)上記基準はワールドトライアスロンやアジアトライアスロンのルールや基準変更、関係各団体との調整により、変更の可能性がある。

<2021/12/8 理事会承認>

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