マリソル・カサドとトーマス・バッハ、ローザンヌにワールドトライアスロンの新拠点を設立!
ワールドトライアスロン(World Triathlon:TRI)の新本部が、「オリンピックの首都」の称号を持つスイス・ローザンヌに12月4日(月)、正式オープンした。約50の国際スポーツ連盟や協会、関連統括団体が拠点とする国際スポーツ事務所(Maison du Sport International:MSI)に2011年から本部を置いているTRIは、同建物内の国際大学スポーツ連盟(FISU)が保有していた1フロアを取得し、より大きなスペースへ移転して新事務局を構えることとなった。国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長、ワールドトライアスロン会長でIOC委員のマリソル・カサド氏、夏季オリンピック国際競技連盟連合(ASOIF)フランチェスコ・リッチ・ビッティ会長、ローザンヌ市のエミリー・モシュラー氏が、ワールドトライアスロン理事や来賓とともに、新本部の開所式に出席した。
TRIカサド会長は、「ワールドトライアスロンの誕生に立ち会い、その進化に携わり、そして今、ワールドトライアスロンの会長として最後の年を迎えています。私たちのスポーツは、高潔性と平等性というコアバリューを常に保ちながら、非常に大きな成長と発展を遂げてきました。トライアスロンは、2000年のシドニーオリンピック以来、オリンピック競技大会の中心的存在となっており、近年ではパラリンピック競技種目にもなっています。私は、未来の世代にもトライアスロンを楽しんでもらいたいと願っており、この新しいオフィスは、私の会長としてのレガシーの重要な一部です。」とコメントした。
IOCバッハ会長は、「マリソル・カサド氏の偉大なリーダーシップのもと、ワールドトライアスロンが新しい本部を設立したことを祝福します」とコメントし、カサド会長のオフィスに北京2008オリンピックの聖火を贈呈した。また、「彼女を知っているからこそ、これは単なる事務所の開設ではなく、ワールドトライアスロンの新たな野心を表現しています。あなたは常にスポーツの未来に野心とビジョンを持っていましたが、ここはそのビジョンを現実する機会を与えてくれるでしょう。そして、数ヵ月後には、パリオリンピックの中心地でトライアスロンがこれまで以上に大きな役割を果たすことになります。トライアスロンは、ワールドトライアスロンの活動のおかげで、オリンピック・ムーブメントに根ざした、全世界共通の普遍的なスポーツに成長し続けています。」と述べた。
「このスポーツの成長と、大会における数少ない複合種目のひとつであるトライアスロンへの情熱に祝福を送ります」とASOIFビッティ会長もコメントし、「これは素晴らしいレガシーとなり、男女平等のパイオニアとしての活動を誇りに思うべきです。」と付け加えた。
ローザンヌ市モシュラー氏は、「ローザンヌ市からの信頼の証として、敬意をお伝えできることを嬉しく思います。ローザンヌ・トライアスロン大会は、ローザンヌで最も人気のある大会のひとつであり、2019年のグランドファイナルには素晴らしい思い出があります。これこそが、オリンピックの中心地であるローザンヌとMSIの精神です」とコメントした。
日本トライアスロン連合(JTU)からは、大塚眞一郎専務理事(ワールドトライアスロン財務・マーケティング担当副会長)、和田知子常務理事(ワールドトライアスロン女性委員会委員長)の2名が開所式に参列。
ワールドトライアスロン・グローバルパートナーであるNTT、グローバルデベロップメントパートナーのアシックス、オフィシャル保険パートナーの三井住友海上、ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会、JTU等、日本からもお祝いの花束が届けられた。
World Triathlon NEWS原文(2023年12月4日)
https://www.triathlon.org/news/article/marisol_casado_and_thomas_bach_inaugurate_new_home_of_world_triathlon_in_la
ワールドトライスロンがローザンヌのMSIに事務局移転開設(2023年4月26日)
https://triathlon.org/news/article/world_triathlon_acquires_an_office_at_the_maison_du_sports_in_lausanne
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