「2025NTTトライアスロンエイジグループNCS対象大会」参加選手および関係者へのメッセージ
昨年、設立30周年を迎えた日本トライアスロン連合 (Triathlon Japan) は、今年度、全国60に及ぶ大会の主催者である地方自治体等とともに、NTT トライアスロンエイジグループ・ナショナルチャンピオンシップシリーズ (NCS) を開催いたします。
全国各地で開催される大会は、リゾート地や都市部など、それぞれに異なる魅力を持っています。各地の温かい歓迎を受け、地域スポーツ振興に貢献する選手たちの姿は、挑戦する心や夢とともに未来志向の高いコミュニティを形成するものです。私たちは大会やイベントを開催するだけでなく、アスリートやファンそして多数の支援者とともに、地域のトライアスロン事業やこれらを通じた文化の成長・発展に寄与することを目的としています。
選手の皆さまには、ぜひ多くの大会に参加し、それぞれの大会の魅力を楽しみ、ご友人にも広めていただければ幸いです。それが、開催地域の大きな励みになります。 しかしながら近年、 少子高齢化・過疎化の影響もあり開催地でのボランティア不足、 また物価や物流の不安定さにより大会継続が困難になるケースが増えています。こうした状況の中、 大会の延期や中止、 競技種目の変更等を余儀なくされることもあり、選手の皆さまにはご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
トライアスロン大会の開催意義に賛同いただけるよう、私どもも中央競技団体として、各大会との連携をより一層強化し、大会開催における地方自治体とのコミュニケーションの中核として、一つ一つの事象に真摯に向き合い、安心安全で魅力的な競技環境を整えてまいります。
また、選手の皆さまの声を大切にしながら、各大会の課題にも寄り添い、柔軟性のある開催計画を地方自治体とともに準備するなど、トライアスロンが「地域振興」「選手の生きがい」として機能する唯一無二の存在となるよう、理想的な未来に向けて努力してまいります。
トライアスロン競技はフィジカルチャレンジであり、日頃からの鍛錬が求められます。 その結果、健康的な身体づくりにも貢献しているという喜ばしい報告も届いています。 一方で気候変動や社会環境の変化により、競技環境が厳しくなることもあります。 主催者としては、 英知を結集して解決に取り組んでおります。 一人ひとりの力が集まることで、素晴らしい大会を持続的に開催する力となると信じています。
私たち競技団体は選手の皆さまが安心して大会に参加できる環境をつくるため、引き続き、参加選手および関係者のためのサービス機関としての役割を果たし、トライアスロンファミリーが一体となった最適なネットワークづくりに取り組んでまいります。
皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
公益社団法人日本トライアスロン連合 (Triathlon Japan)
会長 岩城 光英
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