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「アテネ情報9」

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「アテネ情報9」   031225
◎深刻な大気汚染、競技に懸念=選手はビタミン摂取を−アテネ

 来年8月のアテネ五輪を控え、アテネ市内の大気汚染がマラソン、トライアスロンなどの競技に及ぼす影響が懸念されている。
 英国オリンピック委員会に属する五輪医学研究所が今年行った調査結果によると、光化学スモッグで生じるオゾン濃度は、五輪開催日の8月13日から31日までのすべての日に警告値を超え、3日間は特別な対策が必要な危険値に達した。ギリシャのタネア紙が報じた。
 4月から8月までに警告値を記録した日数では、イタリアの108日に次いでギリシャは92日となり、欧州諸国で2番目に大気汚染がひどいという結果になった。
 ギリシャ国立スポーツ研究センターのオミロス・エマヌイリディス医事主任は「大気汚染が選手の心肺機能などに悪影響を及ぼすことについては、われわれもかねてから研究しており、ビタミンC、Eの摂取で解消する実験に好結果が出ている」と語っている。世界最高を争うスポーツの祭典にも環境問題が暗い影を落としている。 

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