女子伊藤、男子前田が優勝!(アジア選手権選考大会レースレポート)
2010美ら島チャレンジトライアスロンin豊崎 開催日:2010年4月4日 4月4日(日)沖縄県豊見城市でトライアスロンシーズンの到来を告げる“2010美ら島チャレンジトライアスロンin豊崎”が開催された。あいくにく雨模様だったが透明度の高いスイムコースと温暖な気候の中、アジア選手権日本代表選考会ではU23/ジュニアの精鋭30名が、雨に負けない戦いを演じた。 女子は9名がスタート。スイムを上位で終えた伊藤弥生(ウイングスTC)、知花果林’(チームゴーヤー)、佐藤志帆(福島県協会)がバイクで第1パックを形成。大岩葵(愛知県協会)、福田慶(チームケンズジュニア)の第2パック、平出美雨(チームゴーヤー)、菅原多美代(福島県協会)が第3パックが続く展開となったがウエットな路面が慎重を誘い、徐々に差は広がりそれぞれ1分、1分30秒のタイム差でパイクを終えた。 ランはトランジョンを真っ先に飛び出した伊藤弥生が抜群の走力を生かし知花、佐藤を徐々に引き離し、そのまま先頭でフィニッシュテープを切った。2位には粘りの走りを見せた知花が、バイクフィニッシュ6位の平出が追い上げて3位に入った。 男子は21名がスタート。スイムは有力選手の遠藤樹(東京都連合)、15歳の谷口白羽((愛知県協会)、石塚祥吾(神奈川県連合/学連)が積極的に前を引き僅差でバイクに移行。前田隼矢(兵庫県協会)、宇都宮涼太(佐賀県協会)、細田貴茂(埼玉県協会)、古谷純平(チームブレイブ)、土井政英(三好スイミングアカデミー)、小林晃久(チームケンズ京都)の実力者ら15名がトップから1分内に次々とバイクスタート、3名を追った。 序盤で先頭は13名の大きなパックとなりそのままレースは進行。強まる雨脚、リスキーな路面にも関わらず互いに譲らぬ混戦果敢なレースに観客は歓声をあげた。そのまま13名が一団となりバイクフィニッシュ、妻夫木聡/長澤まさみ主演の映画「なだそうそう」で若者達の聖地となった「にいにいの丘」を望む美しい海岸沿いのランコースに飛び出した。徐々に縦長となったランも3Kmを過ぎて優勝は宇都宮と前田に絞られた。 最後の折り返しに向かう二人は肩が触れ合うほどの接戦だったが、最後の直線に一人現れたのは前田だった。1位前田、惜しくも終盤疲れた宇都宮が2位、3種目に平均した力を発揮した遠藤が3位となった。 五つのカテゴリーに191名がエントリーする一般の部も雨に負けず無事終了した。数週間後に迫った石垣島大会や宮古島大会のトレーニングとして参加するベテラン、全くの初心者、小中学生にリレー。レースはもとより昼食カレーに結びの大抽選会で最後まで盛り上げる、美しく安全な豊崎ビーチで繰り広げられた今大会は、トライアスロンのシーズン到来を告げるに相応しい1日となった。 <アジア選手権選考会女子トップ3> <男子トップ3> |
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