2021年(上期) JTUトライアスロン・エリート強化指定選手制度
<主な変更ポイント>
・2024パリ大会に向け強化体制・制度の変更を検討していることから、強化指定制度での認定期間は2021年5月末までとする。新型コロナウィルス感染症の状況に伴うワールドトライアスロン公式大会の開催状況、ワールドランキング再開状況を踏まえ、2021年6月1日から9月末日までは移行期として、円滑な大会エントリーを実施する。そして、2021年10月1日より新強化体制・制度へ完全移行していく。
・エリート強化指定選手・認定は、大会成績を重要視していくことから、JTUエリート強化C指定・評価基準からJTU記録会5.5級以上を削除
・国外コンチネンタルカップはJTUエリート強化指定選手または、JTU記録会・新基準10級以上選手とする。
・ITUや大会名称は別途修正。
[1]目的
この制度により、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)及び第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)での目標達成のため、強化指定選手を理事会が認定する。これにより、指定選手の強化活動(強化合宿や大会派遣等)における成果を高め、さらに指定選手の社会認識向上によりトライアスロン競技の広報活動を促進する。
[2]対象選手と認定期間
1)JTU登録選手(2021年度 ※1)で 16歳以上(2021年12月31日現在)であること。
2)日本国籍を有していること。詳細はITU諸規程によるものとする。本大会に係わる該当箇所について、国籍の変更手続き中の場合は、変更先の国を国籍とみなすことができる。
*本制度における「2021年(上期)」は、2020年12月1日から2021年5月末日迄とする。</span>
<※1)JTU登録:前年度のJTU登録加盟団体を変更する選手にかかる手続き方法の記載は現在調整中>
[3]認定内容と承認手順
「JTUエリート強化オリンピックO-1指定選手、JTUエリート強化オリンピックO-2指定選手、JTUエリート強化A-1指定選手、JTUエリート強化A-2指定選手、JTUエリート強化B指定選手、JTUエリート強化指定C指定選手」を四半期(3カ月)ごとに選考し、理事会承認により認定する。評価にあたっては、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。なお、各対象大会で資格の取得・昇格があった場合は、次の大会参加を優位に進めるため、新規資格の即時適用を基本とする。なお、2024パリ大会に向け強化体制・制度の変更を検討していることから、本制度での認定期間は2021年5月末までとする。
[4]認定と評価期間(2021 年)
1)第1期
認定:2020年12月1日~2021年 2月28日
評価:2019年3月1日~2020年11月30日
(2020年3月16日から2020年12月31日の期間はITU公式大会の評価なし)
2)第2期
認定:2021年 3月1日~同年 5月31日
評価:2019年3月1日~2021年2月28日
(2020年3月16日から2020年12月31日の期間はITU公式大会の評価なし)
*新型コロナウィルス感染症の状況により、評価期間を変更。
[5] 対象トライアスロン大会・記録会・ランキング(カッコ内は略称)*表記調整中
1)(WTS):World Triathlon Championship Series(ファイナルを含む)
2)(W杯):World Triathlon Cup
3)(世界U23選手権):World Triathlon U23 Championship
4)(世界ジュニア選手権):World Triathlon Junior Championship
5)(C杯):コンチネンタルカップ
6)(アジア選手権):アジアトライアスロン選手権
7)(アジアU23選手権):アジアU23トライアスロン選手権
8)(アジアジュニア選手権):アジアジュニアトライアスロン選手権
9)(日本選手権):日本トライアスロン選手権
10)(公式大会):JTU公式大会、国民体育大会、日本スプリント選手権、日本U23選手権、日本U19選手権
11)(記録会):JTU認定記録会・JTU強化記録会
12) World Triathlon世界ランキング(1~4期の各認定前・最終月曜日のWorld Triathlon発表の順位)
[6]対象トライアスロン大会・記録会と評価基準
1) JTUエリート強化O-1指定選手
WTS 3位以内
2)JTUエリート強化O-2指定選手
WTS 8位以内
3) JTUエリート強化A-1指定選手
WTS12位以内(30%)
W杯 3位以内(10%)
世界U23選手権 3位以内(10%)
世界ジュニア選手権 3位以内(10%)
4)JTUエリート強化A-2指定選手
WTS 16位以内(40%)
W杯 8位以内(20%)
世界U23選手権 8位以内(20%)
世界ジュニア選手権 8位以内(20%)
5)JTUエリート強化B指定選手
WTS 24位以内(60%)
W杯 16位以内(40%)
世界U23選手権 16位以内(40%)
世界ジュニア選手権 16位以内(40%)
アジア選手権 3位以内(10%)
日本選手権 3位以内(10%)
C杯 3位以内(10%)
6)JTUエリート強化C指定選手
ITU 世界ランキング 140位以内(強化指定認定直前の月曜日)
アジア選手権 8位以内(20%)
日本選手権 8位以内(20%)
C杯 8位以内(20%)
アジアU23選手権 3位以内(10%)
アジアジュニア選手権 3位以内(10%)
公式大会 3位以内(10%)
<全体条件 1>1位タイムから、男子2.5%、女子4%以内で完走
<全体条件2>( %)は「順位÷スタート人数」の順位率以内で完走
[7]JTU強化指定への資格等の授与(詳細は別基準・規程)
1)JOCオリンピック強化指定選手への選考資格(6名以内基本)
2)WTS、W杯、海外C杯の出場推薦資格(派遣基準)は別規程
3)JTU公式大会(国体、日本選手権、日本U23・U19選手権を除く)出場資格
4)大会主催者招待枠の優先出場資格
5)強化合宿(国内・海外)、強化記録会、測定合宿への参加資格(別規程)
6)強化全般の各種支援
[8]全共通補則事項
1)制度全般に係る補則
1-1)各種大会の選手選考を行う際、強化指定ランクを評価の一つとして用いる。但し、ランク順に関わらず選考をする場合がある。
1-2)引退届出選手への各種支援は、届出時期を含む認定期間をもって終了とする。
2)大会評価に関する補則
2-1)「JOC派遣の国際総合競技大会」の評価は、別に審議し決定する。
2-2)「World Triathlon Series Rankings」の評価は、別に審議し決定する。
2-3)「ワールドトライアスロン世界ミックスリレー選手権」の評価は、別に審議し決定する。
2-4) オリンピックディスタンスおよびスプリントディスタンス以外のWorld Triathlon公式大会が開催された場合は、オリンピック対策チームで審議し評価を決定する。
2-5)対象大会で次のことが発生した場合は、状況を分析し別に審議し評価を決定する。
a)大会が、開催前、開催期間中、競技中に中止されたとき。(競技の中止)
b)World Triathlon 基準によるトライアスロンのスイム、バイク、ランのいずれかの距離が短縮されたとき。(距離フォーマットの変更)
c)大会がデュアスロン又はアクアスロンになったとき。(競技フォーマットの変更)
d)レース中の予期せぬ事故や上位選手の失格などで順位の変動があったとき。(順位の変動)
e)その他、競技結果を左右する特別な状況(荒天や出場選手レベルの大幅な低下など)があるとき。(特別な状況)
2-6)ワールドトライアスロンシリーズ3位以内 またはワールドトライアスロンシリーズ年間ランキング3位以内であり、かつワールドランキング50位以内の成績について2017年より該当選手がいないことから、評価期間(2年)の適用なしとする。
3)強化指定選手の留意事項
3-1)エリート強化指定選手への補助金などの支援体制は別に定める。
3-2)別に定める「派遣規定(ユニフォーム含む)」を遵守する。
3-3)各年ごとにエリート強化指定選手認定に係るJTU合意書を提出する。</span>
<2020年12月4日 JTU理事会 承認>
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