International Triathlon Union

トライアスロンを愛するファミリーの皆様へ(2021.1.19) / Dear Triathlon-loving Family

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2021年、新たな年が始まりました。トライアスロン・パラトライアスロンを愛するファミリーの皆様へご挨拶を申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症対策に最前線で取り組んでおられます医療従事者の皆様に、心から敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。

昨年は、シーズン入りを前に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、多くの大会の延期や中止を余儀なくされた一年でした。しかし、トライアスロンファミリーの<知恵と勇気>で新様式の事業運営が可能となり、秋口より各年代別選手権(長良川)、大阪城、日本選手権(お台場)など全国で大会を開催することができ、新たなトライアスロンへの可能性が広がりました。
さらに、難しいと言われていた完全ライブ配信を各年代別選手権や日本選手権にて実施し、『新たなトライアスロン観戦スタイル』を構築することができました。

各都道府県のトライアスロン競技団体では、JTUトップパートナーであるNTT東日本・NTT西日本からの支援活動を実施し、全国各地で開催される大会、練習会、セミナーなど、総計200イベントに達しました。

 

また、オンラインによる会議やセミナーが多数開催された事も新たな試みとなりました。JTU理事会や専門委員会会議そして社員総会もオンラインで実施いたしました。対面での会議に慣れ親しんでいたために当初はぎごちなさがありましたが、次第に慣れていき簡易で即効性のある会議メリットが認識されるようになりました。

そして、オンライン化により世界との距離を縮めることができたと実感しています。オリンピック開催年に実施されるWorld Triathlon(国際トライアスロン連合)総会はパリで11月開催予定でしたが、今年の役員改選選挙は、オンラインによる専用システムを導入して実施されました。
結果は、日本に追い風が吹いたように候補6名全員の上位当選となって実を結びました。
副会長:大塚眞一郎(JTU専務理事、ASTC事務総長、JOC理事)再任
女子委員会 委員:和田 知子(JTU理事)再任
技術委員会 委員:鈴木 貴里代(JTU常務理事)新任
コーチ委員会 委員:山根 英紀(JTU理事)再任
メディカル委員会 委員:笠次 良爾(JTUメディカル委員長)新任
パラトライアスロン委員会 委員:富川 理充(JTU理事/パラリンピック対策チームリーダー)再任
*大塚JTU専務理事 国際トライアスロン連合/ワールドトライアスロン副会長に再任
https://www.jtu.or.jp/news/2020/11/30/31184/

 

そして新しい年を迎えましたが、昨年末より全国各地で新規感染者数が過去最多を記録し続け、日本国政府は1月8日に一部地域に「緊急事態宣言」を1カ月間を目途に再発令いたしました。
これを受け、公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)では当面の間、事務局を閉鎖し、役職員はテレワーク勤務(在宅勤務)とすることといたしました。皆様には急な決定により大変ご迷惑をおかけいたしますが、感染拡大防止に向けて何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

また、各加盟団体の皆さまにおかれましては、各事業の開催に向けて悩まれている事かと存じます。この状況下における判断は非常に難しいものとなりますが、対策本部危機管理グループから次の基本指針を改めてお願いいたします。
1)緊急事態宣言対象地域での事業及び大会は保留を前提とするが、その他地域に関しては、開催地の感染状況と国および開催自治体の対策と方針に従いながら、延期・中止・代替事業などを検討する。
2)オンラインでの事業を推奨する。
3)感染拡大を阻止することへの協力を継続的に依頼する。

しかし、オリンピック・パラリンピックに向けて始動している選手達はここで立ち止まることはできません。JTUは、緊急事態宣言中の強化事業(東京オリンピック・パラリンピック競技大会向け)について、十二分な感染予防措置を講じることを前提に、選手が安全に活動できるように活動方針を発表いたしました。
*緊急事態宣言発令(2021/1/7)中のオリパラナショナルチーム活動方針
https://www.jtu.or.jp/news/2021/01/13/31984/

 

トライアスリートの知恵と工夫で乗り越えてきたこの一年間。二回目の緊急事態宣言となりましたが、我々の愛するスポーツであるトライアスロン・パラトライアスロンのために、新たな知恵と工夫で今回も乗り越えてまいりましょう!

この報告とお願いの結びとして、加盟団体の選手そして役員、関係各位におかれましては、今年もよろしくお願い申し上げます。共に、手を携えて、得意分野を分かち合いながら、トライアスロン、パラトライアスロンそして関連競技の普及と発展に貢献してまいりたいと存じます。今年一年の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。

2021年(令和3年)1月19日
公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU
会長 岩城光英

 

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