トライアスロンの安全対策を考える日(2026.1.21)
“トライアスロンの安全対策を考える日”
(毎年1月21日制定)
[1]趣旨
すべてのトライアスリートが安全で充実したトライアスロンライフを継続できること、そして競技を支える仲間・指導者・家族との大切な時間を守ることを目的に、「トライアスロンの安全について(2026)~一人ひとりの判断が、命と競技を守る~」を作成いたしました。
本提言は、事故やトラブルを未然に防ぐための知識を共有するだけでなく、「安全は誰かが与えてくれるものではなく、自ら選択し、行動するもの」という共通認識を育むことを目指しています。2026年シーズンを迎える前に、ぜひチーム内やご家庭で共有し、安全について改めて考える機会としていただければ幸いです。
[2]安全に対する基本的な考え方
トライアスロンの安全は、「自分自身の安全を守る判断力」「他者の安全を脅かさない配慮と行動」「運営・指導・サポート体制との連携」という3つの視点によって支えられます。
競技力の向上や限界への挑戦は競技の魅力である一方、安全が確保されてこそ成り立つものです。体調や環境を冷静に判断し、無理をしない、やめる勇気を持つ、相談することも重要な能力です。また、公道や地域と共存する競技であることを理解し、住民や周囲への配慮を欠かさない行動が、安全で持続可能なトライアスロン文化の形成につながります。
種目別安全対策
1)スイム競技
トライアスロンのスイムは、プールとは異なり、海・湖・河川といった自然環境で実施されます。水温、波、風、潮流、視界といった要因は常に変化し予測が困難です。スイム競技における環境の特徴を理解し、各ガイドブックを安全対策としてご活用ください。
・トライアスロン スイム関連ルール・安全管理 ガイドブック
・公益財団法人日本ライフセービング協会(JLA)『トライアスロン水上安全ガイドライン』
2)バイク競技
バイク競技および日常のバイクトレーニングは、公道を利用する場合が多く、道路交通法を遵守することが大前提となります。バイクは「命を預ける乗り物」であると同時に、使い方を誤れば「他者を傷つける危険な存在」にもなり得ます。選手そしてコーチ、スタッフにおいては、練習中の安全管理対応を今一度、心掛けるようお願いいたします。
・公道でのトレーニングにおける安全体制における注意喚起(お願い)
・ロードバイク基本技術習得と安全管理(自転車・事前研修プログラム動画)
3)ラン競技
ラン競技およびトレーニングでは、熱中症や脱水症状、低体温症、心拍異常や体調の急変といったリスクに注意が必要です。
・夏場のトライアスロンならびに関連イベント実施に際してのお願い
・日本スポーツ協会(JSPO)「熱中症を防ごう」
[3]公認トライアスロン保険制度の活用について
トライアスリートおよび関係者が安心して活動できるよう、各種保険制度を整備しています。
トライアスロン保険紹介ページ https://www.jtu.or.jp/join/insurance/
1)競技団体登録会員自動付帯「トライアスロン安全保険」
全登録会員(選手・審判員・指導者・役員等)を対象に「トライアスロン安全保険(スポーツ安全保険)」を自動付帯いたします。この保険は、トライアスロン・アクアスロン・デュアスロン大会などに参加中の事故に対して、年度を通じて適用されます。
さらにこの「トライアスロン安全保険」は、大会だけでなく、トライアスロン加盟団体が主催する記録会や講習会・セミナー・練習会なども対象範囲に含まれます。
*詳細:https://www.jtu.or.jp/join/insurance/safetysports/
2)【選手向け】スイム・バイク・ラン保険
選手の皆さま向け、日々のトライアスロンに必要な3種目(スイム:水泳・バイク:自転車・ラン:ランニング)のケガ・事故などを補償する本制度を通じて、トライアスリートが安心・安全にトライアスロンに取り組める制度をご用意しました。
*詳細:https://www.jtu.or.jp/join/insurance/swimbikerun/
3)【クラブ・スクールの皆様へ】トライアスロン・クラブ/スクール保険
近年、スポーツ事故での賠償事故が多発しており重大事故になると訴訟になるケースも見受けられます。
そこでトライアスロンクラブ(任意・法人)様の行事開催や練習会等の運営に伴い参加者が事故やけがをされた際の主催者側のリスクを回避するための賠償責任保険制度についてご提案致します。
*詳細:https://www.jtu.or.jp/join/insurance/clubschool/
4)【大会主催者の皆さまへ】トライアスロン大会保険
トライアスロン大会補償制度は、競技参加者に対してケガだけでなく熱中症・脱水症・低体温症・脳梗塞・急性心不全といったトライアスロン大会で発生することが予見される病気まで幅広く補償でき更に主催者側に賠償請求された際の補償もできるようになっている一般的にはないトライアスロン大会主催者向けの制度となります。
*詳細:https://www.jtu.or.jp/join/insurance/event/
[4]フェアプレーに関する取り組み
トライアスロンジャパンは、フェアプレー・クリーンな競技環境を守るため、アンチ・ドーピング活動を推進しています。サプリメント使用時のリスクを正しく理解し、「知らなかった」では済まされないという意識を持つとともに、アンチ・ドーピング委員会による「アンチ・ドーピング・ホットライン」を適切に活用することが重要であり、特にジュニア選手および保護者の皆さまには早期からの理解が求められます。
[5]各種相談窓口
1)トライアスロン通報相談窓口
トライアスロンジャパンでは、より良い競技環境をつくるため、倫理規程および通報相談処理規程に基づき、通報相談窓口を設置しています。
*トライアスロン通報相談窓口
https://www.jtu.or.jp/organization/committee/general-affairs/tsuhomadoguchi/
2)関係競技団体の相談窓口
公財)日本オリンピック委員会(JOC)通報相談窓口
https://www.joc.or.jp/for-athletes/reporting/
公財)日本スポーツ協会(JSPO)相談窓口
https://www.japan-sports.or.jp/cleansport/tabid1349.html
公財)日本パラスポーツ協会(JPSA)相談窓口
https://parasports.or.jp/consultation/index.html
[6]結び
トライアスロンは、挑戦する喜びと達成感に満ちた競技です。その価値を守るために、安全は常に最優先されなければなりません。トライアスロンジャパンは今後も、トライアスリート一人ひとりが安心して競技に向き合える環境づくりに取り組んでまいります。2026年シーズンも、安全で実りあるトライアスロンライフを共に築いていきましょう。
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